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関西国際空港 2つのターミナルの楽しみ方

大阪の関西国際空港は、従来の国際線に加え国内外の格安航空会社(LCC)が続々と就航しています。観光の目的で各国からたくさんの人々が集まってくる空港は楽しいスポットが満載。グルメやショップ、ラウンジなど時間があればあるほど楽しめる“関空”の様々な魅力をご紹介します。

シカマ アキ

執筆者:シカマ アキ

飛行機の旅ガイド

関空内で楽しく過ごすおすすめスポット

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関空に2012年10月、待望のLCC専用「第2ターミナルビル」がオープン。現在はPeachの国内線・国際線の全便が発着しています。

大阪にある関西国際空港の利用者が増えています。2012年、関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC、ローコストキャリア)のピーチ・アビエーションが3月に就航したのを皮切りに、同年10月28日には日本初となるLCC専用として設計された第2ターミナルビルが供用開始。海外のLCCなども続々と就航し、空港の利用者も確実に増えています。

関西空港を利用する人向けに、時間があればあるほど楽しめる“関空”にある、さまざまな魅力を今回ご紹介します。

日本と世界の“グルメ”を味わう

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レストラン街「関空ミナミのれん街」は第1ターミナルビル2階にあります。近くには、フードコード形式の「町家小路」もあり。

「関空に予定より早く着いてしまった」「乗るはずの飛行機が遅れている」「関空に到着して帰宅する前にちょっと休憩したい」……もしそんな時間ができたら、関空ならではのグルメで、まず“腹ごしらえ”はいかがでしょうか。

関西空港のターミナル内には、本格的なレストランから手軽に味わえる店まであり、ジャンルも和食、洋食、中華、カフェ、ファーストフードなど幅広くそろっています。それぞれ自分好みでお店が選べます。
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関西ならではの焼そばやねぎ焼を提供する「ぼてじゅう屋台」。大阪のグルメを屋台の雰囲気そのままにできたてを、その場で味わうことができて人気です。

たとえば、大阪らしいおいしい“粉モン”を食べることができるのが、第1ターミナルビル2階「ダイニングコート 町家小路」にある『ぼてじゅう屋台』です。
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「ぼてじゅう屋台」で一番人気なのが「京風ねぎ焼モダン」。ねぎの下にそばとお好み焼き生地、伝説の白マヨソースがかかっていて絶品です。

大阪のお好み焼き屋チェーンの中でも知名度の高いぼてじゅうが展開する、注文してから目の前で焼いてくれる“屋台”スタイル。できたての味はもちろん本場そのもので、しかもリーズナブルな価格で味わえるのもうれしい。お店の一番人気は「京風ねぎ焼きモダン」で、その他「秘伝 大阪焼そば」、「おおさかモダン焼」など。なお、ぼてじゅうは同ターミナル3階にも店舗があります。
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世界各地のさまざまなワインが気軽に味わえる本格ワインバーです。ランチに立ち寄るのもおすすめ。

また、今年2012年9月にオープンした『World Wine Bar by Pieroth』は、ドイツワインメーカーが直営するバー&ショップ。町家小路と同じ階にあり、大きな“のれん”が入口にかかった「関空ミナミのれん街」にあります。

エールフランス航空のファーストクラス御用達という濃厚で上質なワインをはじめ、さまざまな赤白ワインやブランデーなど常時約30の味を気軽に楽しむことができます。こだわりのおつまみやパスタなどの軽食、朝のお得なセットもおすすめ。ワインのボトル販売では試飲もでき、世界26カ国約300種類のワインを取り扱っています(* 取り寄せ分含む)

その他、24時間営業の『マクドナルド』と『すき家』、大阪の“豚まん”が食べられる『551蓬莱』、人気のラーメン店『どうとんぼり神座』などがあります。もちろん、スターバックスやサンマルクカフェなどのカフェも豊富。まさに、利用者それぞれのニーズに合わせて利用できる店舗がそろっていて、ターミナル内での“食べ比べ”もおすすめです。

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誰でも利用できる「KIXエアポートラウンジ」

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24時間営業の「KIXエアポートラウンジ」。ネットやマンガなどが楽しめ、深夜や早朝にはLCCの利用者にとても人気のスポットです。

次に紹介するのは、ターミナル内にある24時間利用できる『KIXエアポートラウンジ』です。第1ターミナルビル2階にあります。

KIXエアポートラウンジでは、インターネットをはじめ、コミックや雑誌、映画鑑賞などが楽しめます。オープン席をはじめ、個室感覚でパソコンが使えるシングルブース、家族連れなどが利用しやすいグループルームなどから選べ、すべて「フリードリンク制」です。

また、シャワールームがパウダールームを備えた個室ブースで、シャンプーとリンス、ボディーソープを常備。タオルなどは別途販売しています。さらに、ジャングルジムや滑り台などがあるキッズルームは子どもたちに人気です。

旅の疲れをいやしたい時はマッサージチェア席、大画面で映画が楽しみたい時はシアタールーム (6~8名用) といったさまざまな利用方法が選べます。出発前や乗り継ぎ待ち、さらに真夜中の利用もOK。短時間の利用はもちろん、「帰りの電車がなくなって朝まで空港のベンチで過ごすのはちょっと・・・」という人も入りやすいこのラウンジでしばしくつろぐのはいかがでしょうか。

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日本初!本格的LCC専用ターミナル

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第2ターミナルビルの出発到着ロビー。シンプルでエコ志向な造りになっています。

関西空港にあるもう1つのターミナル『第2ターミナルビル』。LCC向けとして設計された日本で初めての専用ターミナルで、ピーチの国内線と国際線の全路線がこの第2ターミナルビルに発着します。

第2ターミナルビルへのアクセスは、エアロプラザ横から出発するシャトルバス (無料) になります。また、エアロプラザや第1ターミナルビルなどから徒歩でもアクセスすることができます(約20分)

なお、空港リムジンバスの中には、第1ターミナルビルを経由して第2ターミナルビルにも到着、出発する路線もあります。車だと、第2ターミナルビル前の駐車場「P5」を利用するのが便利です。
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第2ターミナルにある「銀座ライオン デパーチャー 関西国際空港店 (DEPARTURE)」は、ビジネス客も若者も利用しやすい旅をテーマにした店内で、軽食から食事まで楽しめます。

第2ターミナルビルは、第1ターミナルビルとまったく異なるシンプルな造りで、屋根や壁などの装飾がなく鉄筋がむき出しなのに最初「あれっ?」と思うかもしれません。

しかし、24時間営業のコンビニエンスストア「セブンイレブン」やカフェ『プロント』、お土産品などを販売するギフトショップ「アプローズ」をはじめ、外貨両替コーナー、ATM、海外保険取り扱いカウンターなどもそろっています。国際線ゲートエリアには免税店もあり、人気ブランドの化粧品や酒類などが並んでいます。

また、“ピクニック”をコンセプトとするラウンジでは、日本風の庭園をのんびり眺めながら、搭乗前のひとときを過ごすことができます。
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ピーチ・アビエーションがプロデュースするブランドコンセプトショップが第2ターミナルビルの国内線と国際線のゲートエリアにあるので要チェック。

さらに、ピーチ初のブランドコンセプトショップ『Fuchsia (フーシア) by Peach』が第2ターミナルビルのオープンに合わせて国内線、国際線のゲートラウンジに登場しました。

思わずコレクションしたくなるピーチの「ナノブロック」をはじめ、おしゃれでかわいい雑貨、化粧品、スイーツなどを販売。旅先でお世話になる人へのお土産として、また自分のためにあれこれ買ってしまいそうなグッズの数々が並ぶ、この第2ターミナルビルにしかないこのピーチのショップは必見です。

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国内ゲート店では「ピーチ」がセレクトしたかわいくおしゃれなグッズを販売。国際ゲート店では免税品の取り扱いもあります。

グルメやショッピング、ラウンジなどあらゆる機能がそろう第1ターミナルビルと、LCC専用としてオープンした第2ターミナルビル。飛行機での旅の思い出にもなる空港をぜひ利用してとことん楽しんでみてください。

<DATA>
関西国際空港
TEL:072-455-2500
営業時間:店舗により異なる
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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