スイーツ・デザート/デパ地下・商業施設のスイーツ

阪急うめだ本店、百貨店初登場スイーツ店&カフェ(6ページ目)

阪急うめだ本店がグランドオープンとなる2012年11月21日に先駆け、10月25日に、地下1階食料品売場やレストラン街、カフェなどが先行オープンします。地下1階の洋菓子・和菓子売場や各階のカフェには、パリで話題のパティスリーや、百貨店初・関西初の注目ショップが多数登場します。さらには、ベビー・こども服フロアに親子で楽しめる斬新なスイーツショップも誕生。そんな阪急うめだ本店のスイーツの見どころをご紹介します。

平岩 理緒

執筆者:平岩 理緒

スイーツガイド

バトンドール

「バトンドール」の「バトンドール」(内容量 4本×5袋、税込481円)、〔ミルク〕と〔ホワイト〕

「バトンドール」の「バトンドール」(内容量 4本×5袋、税込481円)、〔ミルク〕と〔ホワイト〕

あの江崎グリコ株式会社が、新規チャネルへの本格参入として、百貨店にスイーツショップをオープンする!というから大ニュースです。
そんな注目のブランド「 バトンドール 」は、2012年 10月 24日(水)に高島屋大阪店に、10月25日(木)に阪急うめだ本店のデパ地下に出店します。
「バトンドール」の「バトンドール」(内容量 4本×5袋、税込481円)、〔ストロベリー〕〔宇治抹茶〕〔カフェ〕

「バトンドール」の「バトンドール」(内容量 4本×5袋、税込481円)、〔ストロベリー〕〔宇治抹茶〕〔カフェ〕

気になる商品は、ショップ名と同じ「バトンドール」。フランス語で「黄金のスティック」 という意味の名前のとおり、 バターをふんだんに使ったスティック状のリッチなバタープレッツェルが、口どけの良いチョコレートでコーティングされたチョコレート菓子です。製品が完成した後、数日間寝かすことで、バターとチョコレートが混ざりあい、艶のあるなめらかな口触りと独特のコクが味わえるようになっていくのだそう。

江崎グリコ株式会社のロングセラーブランドである、おなじみの「ポッキー」で培ったノウハウを活かしつつも、デパ地下で気軽にご利用いただけるちょっと贅沢な “おもてなしスイーツ”を目指したそうです。
「バトンドール」の5種類のフレーバー、奥から〔ミルク〕〔ホワイト〕〔ストロベリー〕〔宇治抹茶〕〔カフェ〕

「バトンドール」の5種類のフレーバー、奥から〔ミルク〕〔ホワイト〕〔ストロベリー〕〔宇治抹茶〕〔カフェ〕

“澄ましバターの黄金スティック”と謳うとおり、プレッツェルは、フランス産小麦粉をベースに、バターを練りこんで焼き上げ、さらに澄ましバターを表面にたっぷりとかけてしみ込ませているので、袋を開けた瞬間からバターの香りが溢れてきます。
味は5種類。コクのあるまろやかなミルクチョコレート。濃厚でやさしい味わいのホワイトチョコレート 。粒々苺パウダー入りの甘酸っぱいストロベリー。渋みがきいた宇治抹茶。 砕いた珈琲豆がたっぷり入り、深い香りとほろ苦い味わいのカフェと揃います。

フランス産の中力タイプの小麦粉を使うことで、表面がパリッとして、さっくりした食感のプレッツェルに仕上げることができたそうです。そんな軽やかな食感と相まって、バター風味の特長も、より強く感じられるようになっています。 フランスで焼き菓子に使われることの多い発酵バターも検討したそうですが、チョコレートとの相性から、非発酵のバターを採用したそうです。

通常、大手メーカーのチョコレート菓子にはココアバター以外の植物油脂が含まれることも多く、同社のポッキーなどもそうですが、 この商品のチョコレートには、ココアバターのみを使用しています。ポッキーに比べ賞味期限が短く、温度管理も厳密なのだそう。もちろん全て、「バトンドール」専用のラインで製造されています。

ブランドを担当する江崎グリコ株式会社マーケティング本部の大森輝一(てるかず)さんに、波打つようなゆるいカーブがデザインされた箱は何かを表現しているのですか?と質問したところ、「はっきりと何かを表現しているということではないのですが、想定シーンの1つとして捉える“お酒と共に”を表現するものとして見てみてください。正面から、ワイングラスのように見えませんか?」とのお答え。
ティータイムに楽しんでいただきたいのはもちろん、ワインのお供、おもてなしのひとときに楽しんでほしいということです。

それにしても、これまで、スーパーやコンビニで商品を展開してきた大手メーカーが、デパ地下に新ブランドを出店するとは驚きです。従来の流通チャネルとの違いや可能性はどのような点でしょうか?と伺ったところ、こんなご回答をいただきました。

「百貨店は“非日常”“ハレの日”というイメージが強く、江崎グリコもしくはポッキーという、日常的ないつものお菓子では捉えきれない“大人のための ”“高品質な”商品を販売できることに大きな可能性を感じています。スーパーやコンビニでは賞味期限や価格帯等での制限があるのに対し、百貨店での販売はその制限をクリアし、“とことん美味しいポッキーを追求したらどうなるのか”というチャレンジを可能にしてくれました。」

しかし当然、これまでに無かった難しさもあると言います。
「今回は365日配送に応えるべく、まったくやったことのないSCM(サプライチェーン・マネージメント:複数の企業間で統合的な物流システムを構築し、効率を図るやり方)にも挑戦することになります。直営店でやることも、2012年に90周年を迎えた江崎グリコの歴史で初めてです。何が難しいのかも分からないまま、とにかく前に進んできたというのが本音です。」

阪急うめだ本店には、この「バトンドール」以外にも、あの「ハッピーターン」で有名な亀田製菓と阪急百貨店との共同企画による新ブランド「ハッピーターンズ」が和菓子売場にオープンするなど、従来の枠にとらわれない、新たな取り組みによる個性あふれる菓子売場が注目を集めています。

<ショップデータ>
バトンドール
大阪府大阪市北区角田町8−7 阪急うめだ本店B1階
電話 0120-917-111(江崎グリコお客様センター)※受付時間9:00~18:30
営業時間 阪急うめだ本店に準ずる( http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/ )
定休日 阪急うめだ本店に準ずる


次のページでは、老舗和菓子店が取り組んだ、新たな動きをご紹介します。数ヶ月前に放映されたテレビ番組でも紹介され、大いに反響を呼んでいます。
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