ハイブリッドカー/ハイブリッドカー基礎知識

ハイブリッドでスポーティなフィット ハイブリッドRS

人気コンパクトカーのフィットの2010年秋のマイナーチェンジでハイブリッドが追加されたものの、スポーティモデルのRSは選べなかった。そして2012年、待望のRSがフィットハイブリッドに追加された。実用性には定評のあるフィットにハイブリッドと走りの楽しさという大きな2つの付加価値が与えられたモデルだ。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

1.5リッターエンジン搭載、6速MT設定あり

フィットハイブリッドRS

車両価格は6速MT、7速CVTともに196万円。2012年10月に、専用塗装16インチアルミホイールやスマートキーを標準装備した特別仕様車「ファインスタイル」が198万円の価格で発売された


2007年に登場した2代目フィットが、2010年にビッグマイナーチェンジを実施。この際、かねてから伝えられていたハイブリッドが追加されました。

フィットには、もともと「RS」というスポーティグレードが存在し、同マイナーチェンジで、よりスポーティかつ洗練された乗り味を身に着けていたのですが、ハイブリッドのRSという設定はありませんでした。ハイブリッドにもRSがあるのではと思っていた人も少なくなく、当初よりハイブリッドのRSが欲しいという声が聞かれたものでした。
フィットハイブリッドRS

撮影車両のボディカラーは新色のスーパープラチナアクア・メタリックで、ハイブリッド RS専用色。ハイブリッドでないほうも含めRSの専用色であるサンセットオレンジIIも選べる


そして2012年、2代目フィットの2度目のマイナーチェンジで、待望のフィットハイブリッドRSが追加されました。しかもエンジンが普通のフィットハイブリッドは1.3リッターのところ、CR-Zやインサイトのエクスクルーシブと同じ1.5リッターとなっていることと、CVTだけでなく6速MTの設定があるところが大きなポイントです。

ルックスもRSらしくスポーティないでたち。開口部の大きなフロントバンパーをはじめ各エアロパーツや、精悍なインテリアが装着されています。専用に与えられたLEDアクセサリーランプ内蔵フロントグリルが印象的です。
フィットハイブリッドRS

RSではインテリア各部にオレンジのステッチが入り、本革巻スポーツタイプ・ステアリングホイールなどの採用により、スポーティーイメージを高めた専用インテリアデザイン。走行モードの選択によりメーターの照明色が変わる


ちなみに、フィットにハイブリッドが追加されてからというもの、販売比率ではハイブリッドが当初の予想を大きく上回っているとのこと。当初はハイブリッドのほうが上回った月もたびたびあったようですが、2年が経過して、さすがにそれはなくなったものの、全体の4割超を占める販売をマークした月は少なくありません。となれば、ハイブリッドにスポーティなRSの設定があっても、なんの不思議もないと思うのです。
フィットハイブリッドRS

特徴的なLEDアクセサリーランプ内蔵フロントグリル。JC08モード燃費は、MTが20.0km/L、CVTが22.2km/L。ご参考まで、RS以外のハイブリッドは、CVTのみで26.4km/L、ハイブリッドではないガソリンエンジンのRSは、MTが16.2km/L、CVTが18.0km/Lとなっている


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