マレーシアツアー

マレーシアツアーは大きく分けて4種類

わずらわしい手続きが面倒な人は、フライトとホテルが一緒に申し込めるパッケージツアーが便利。たいていの場合、空港からホテルまでの送迎が付いているので、安心して宿泊先にたどり着けます。

マレーシアのツアーは、ほとんどの場合、4都市のステイ先で分かれています。首都のクアラルンプール、食事とビーチの両方が楽しめるペナン、オランウータンに出会えるコタキナバル、贅沢なホテルステイが魅力のランカウイの4カ所。ツアーでマレーシアに行く場合は、まず、この都市のなかで、どこに泊まるかを決めましょう。クアラルンプールとコタキナバルなど、複数都市を巡るツアーはあまり数がないので、その場合はフライトとホテルを別々に個人手配することになります。

ツアー日程の基本は3～4泊。目的地までのフライトと宿泊ホテル、滞在先では自由行動、というプランが多く、現地のツアーはオプションで申し込みます。価格はホテルのグレードや季節によって大きく異なりますが、クアラルンプールが一番お手頃で約6万円より、コタキナバルはクアラルンプールからの乗り換えになるので、少し高めの約8万円からになります。

食事はよっぽど不安でなければ、食事なしのツアーがおすすめです。屋台から高級店まで、カレー、ナシゴレン、広東料理と民族ごとに多種多様な料理がそろうマレーシアはグルメ天国！ 旅先で、自分で選んだ料理がおいしかったときの感動はひとしお。衛生面でも問題はないので、ぜひ自分の足で歩いて、おいしい料理を見つけてみましょう。

一点、話題の格安航空会社エアアジアは、直接ウェブ購入のシステムを取っており、扱っているツアー会社はエクスペディアのみになります。ご注意を。

現地発のおすすめオプショナルツアー

クアラルンプール滞在なら、世界遺産のマラッカ観光、無数の輝きに感動する蛍鑑賞ツアー、象の保護区エレファントサンクチュアリがおすすめ。とくにマラッカは、車で名所をまわると効率がいいので1日ツアーが便利です。日本語のガイドを付ければ、いにしえの時代、世界交易の都市として名を馳せたマラッカの歴史を学ぶことができます。また、現地の英語ガイドにはなりますが、古都マラッカと行政新都市プトラジャヤがセットになった1日ツアーもおすすめです。

ランカウイ滞在なら、マングローブのカヤックツアー、サンセットディナークルーズ。どちらも体験済みのガイドですが、またぜひ行きたいです。

コタキナバル滞在なら、飛行機での移動で時間はかかりますが、サンダカンのオランウータン保護区がおすすめ。希少なテングザルに会えるツアーも人気です。

ただ、ここでポイント。マレーシアを味わうためには、ツアーやスケジュールをつめ込みすぎないことです。のんびりとした南国の空気をいっぱい吸って、多民族国家が織りなす豊かな文化を愛で、肌で感じる。それこそが、マレーシアの醍醐味。そのためには、いくつもツアーに参加するより、街をジャランジャラン（マレー語で散歩の意味）してみましょう。英語が通じるマレーシア人は、おしゃべりで人懐っこい人がたくさん。そういう人と話して、こちらも自然と笑顔になってしまうのが、マレーシアの素晴らしいところ。マレーシアの一番の見どころは“人”ということをお忘れなく。

マレーシアならではのパッケージツアー。

昨今、リタイヤ後の海外居住地としても注目を集めているマレーシア。そのため、ロングステイの下見ツアーも人気です。長期滞在希望者のために、現地のスーパーや病院、不動産を下見。マレーシアに住む、という観点で組まれたおもしろいツアーです。