建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

大きな箱にシェアして住む[SHAREyaraicho]

東京都新宿区の住宅地に、7人が入居する「シェアハウス」が建っています。1階の作業場で住人が共同で使用する家具などを製作し、「住みこなし」を体験し実践する、今もっとも新しいコンセプトの集合住宅です。

執筆者:川畑 博哉

東京・新宿区の古くからの落ち着いた邸宅地の一画に、3階建ての大きな箱のような建物があります。ここは、20代~40代の性別も職業も異なる7人が、キッチンやリビングやトイレ・バスルームなどを共有しながら、一人ずつ個室を持つというシステムの共同住宅です。

門型フレームとテントのファサード


写真をクリックすると次の写真に進みます
外観
1. 全体の高さは10m。個室の鮮やかな色のカーテンがファサードのアクセントになっている。
2. テントのジッパーを上げると三角の入口が現れる。
3. 上に個室が横たわる高さ3mの吹抜けの作業場。床はコンクリートの土間。
4. 室内からテントのファサードを見返す。ぼんやりと近隣の風景と人の行き来が伺える。


最寄りの地下鉄の駅を出て、有名出版社のある通りの角を入ると、路地の先に能楽堂があるという落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。このエリアの小さな公園の近くに、金属の門型フレームにテント張りというユニークな建物が建っています。
ファサードに張られたテントには鍵の付いたジッパーがあり、それを上げると入口になるというユニークな発想の入口になっています。中に入ると、予想外の驚きの空間が待っていました。

◆建築家プロフィールと建築データ


  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます