食と健康/食と健康の基礎知識

大好きな揚げ物と、上手におつきあい

揚げ物は、自分でつくるのは面倒だけど、食べるのは好き!という人も多いはず。惣菜の揚げ物を購入することも多い昨今、揚げ物のカロリーや栄養価の変化等を知って、上手につきあいましょう。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

調理は控えるけれど、揚げ物は好き?

日清オイリオ『生活科学情報ショートレポートNo.14』による『キッチンにおける『油』の存在’97~’09  12年間の変化と最近のトレンド』についての調査で、下記のような興味深い結果が出ています。
夕食での揚げ物調理を「ほとんどしない」人は、97年の6%から09年は30%に増加し、揚げ物の調理頻度は減少傾向にあります。しかし、揚げ物調理が好きな人は30%程度と、01年から大きくは変わっていませんでした。
また、近年需要が高い中食市場でも、揚げ物は好まれている傾向が見られました。
揚げ物を食べることが好きな人は00年から変わらず70%程度いました。そして揚げ物惣菜購入頻度は増加しており、「月に1回以上」が97年は55%でしたが、09年では67%となっていました。
同レポートでは、「揚げ物調理をあまりしない人でも惣菜として購入している様子がみられた」という点も指摘されていました。

惣菜を買うなら、やっぱり揚げ物?

揚げ物.作る.面倒

揚げ物は、香ばしくおいしいけれど、作るのは面倒?

他のいくつかのアンケート調査を見ても、惣菜を購入する場合の人気メニューは、から揚げやコロッケなどの揚げ物が上位に見られます。

揚げ物が人気の理由は、揚げることで香ばしい旨味が出るので家族が好む、ボリューム感が出るなどがあげられていました。

このように根強い人気がある料理である一方、具材の下処理や衣を用意し、油をたっぷり使う揚げ物調理は、油の始末等も含めて手がかかりますから、作るとなるとけっこう億劫にもなります。家では揚げ物は作らなくても、惣菜を購入する場合には揚げ物が選ばれるのでしょう。

健康のために、遅い時間の食事はカロリーは控えめに、ということは頭でわかっていても、毎日忙しいと、買い物も思うようにできず、お弁当や惣菜を買える時間帯、場所で買うしかない・・・、ということも、働き盛りの世代では珍しくありません。

それならば、揚げ物のカロリーがどれくらいなのか、また揚げ物で栄養価はどう変わるのかなどを知っておき、うまくつきあいたいものです。

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