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食中毒の温床!? キッチン周りの除菌手入れ術

食中毒が心配な季節になりました。食べ物を扱うキッチンや食卓は、できる限りの注意を払っておきたいですね。忙しい人も手間がかからない、即効お手入れ術とそのポイントをご紹介します。

毎田 祥子

執筆者:毎田 祥子

家事ガイド

キッチンや食卓には、食中毒の原因菌がいっぱい

キッチンや食卓には、食中毒の原因菌がいっぱい

食中毒が心配な季節になりました。各自治体が発令する食中毒関連情報を見ていると、そのピークは5月ごろから10月にまで及びます。食べ物を扱うキッチンや食卓は、できる限りの注意を払っておきたいものですね。今回は、手間がかからない即効除菌お手入れ術と、そのポイントをご紹介します。

 

アルコール除菌スプレーで除菌お手入れ

一般家庭から13枚の台ふきんを回収し、普段通りに水拭きをして食卓表面の菌数を測定。すると、9割の食卓が雑菌まみれという結果に!

一般家庭から13枚の台ふきんを回収し、普段通りに水拭きをして食卓表面の菌数を測定。すると、9割の食卓が雑菌まみれという結果に!

まず一番お手軽なのが、市販のアルコール除菌スプレーの活用です。殺菌力と即効性があるので、小まめな手入れが苦手な人でも、手間をかけずにしっかり除菌できます。

例えば、1日に何度も使う台ふきんは、雑菌の残りがちな場所として知られます。水洗いをしてキッチンに干すだけの人も意外と多いのでは? そんな家庭の台ふきんの雑菌数を調べたら最大2億8千個もいた! という驚きのデータもあります(衛生微生物研究センター調べ)。水拭きをすることで逆に菌を拡散させているとしたら、恐ろしいですね。とは言え、使う度に漂白剤などで消毒をするのは大変。食卓や冷蔵庫などを台ふきんで拭く際は、アルコール除菌スプレーを台ふきんにシュッとしてから使うとよいでしょう。まな板や包丁はもちろん、スポンジや化繊のふきんなどの、熱湯消毒では傷みやすいものの除菌にもおすすめです。

イメージ

台ふきんや包丁、まな板など、小まめにアルコール除菌を!

ポイントは、1回したからと安心しないこと。厚生労働省の「家庭でできる食中毒予防」にも書かれているように、肉や魚を切った後のまな板や包丁をそのままサラダ作りに使いまわしたりせず、付いた菌をアルコール除菌スプレー等できちんと除去してから次の作業へ移ることも大切です。

 

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