スペイン/スペインの観光・世界遺産

イビサ島の観光!クラブの聖地&世界遺産都市の魅力

イビサ島は、1960年~1970年代前半に一世を風靡したヒッピー文化の本拠地の1つ。そんなハッピー&リラックスな雰囲気は今も健在! ヨーロッパ諸国の若者のパーティーアイランド、または青い海をのんびり楽しむリゾート地です。今回はその見所やおすすめのクラブやビーチ、名所などをご紹介。旅行前に知りたい気候・服装やベストシーズン、治安やレンタカーなどの情報もまとめました。

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

クラブやバーだけじゃない! 世界遺産都市イビサの魅力

イビサ風景

島の歴史地区ダルト・ビラや海岸など島全体が複合世界遺産として登録されています

スペインとポルトガルで成るイベリア半島の東側にぽっかり浮かぶのが、1960~1970年代のヒッピーブームで一躍有名になったイビサ島。572平方キロメートルと淡路島より少し小さいくらいのこの島は、世界有数のクラブのメッカとして世界中からパーティー好きが訪れます。

もちろん、クラブ好きだけではなく、小さな子供連れの家族などもたくさん訪れる、スペインのリゾートアイランド。島の並外れた美しい自然や中世の街並などは「イビサ、生物多様性と文化」という名称でユネスコの複合世界遺産に登録されているほど! 夜遊んで昼間寝ているだけ……ではもったいない! 自然や散策も満喫してゆったりリゾートバカンスも楽しめる島なので最低一泊はしましょう。

<目次>

イビサ島のおすすめの季節と服装

おすすめのシーズンは8月を除く、夏場の6~9月まで。8月は観光客が多すぎて、電車の通っていないこの島を満喫するのに欠かせないレンタカーが借りられなかったり、タクシーがなかなかつかまらないなど不便です。ホテルなどの料金も1年で最も高くなります。

とはいえ、イビサ名物のクラブ巡りを楽しみたい方は、世界各国から人が訪れる7月後半から8月がおすすめです。大抵のクラブは6月下旬もしくは7月から9月初旬、もしくは中旬までの観光シーズン以外は閉店しています。

クラブは好きではなく、のんびりとビーチやバカンス気分を楽しみたい方には6月から7月初旬がおすすめです。

イビサのクラブは比較的カジュアルで、なかにはビーチサンダルで入場できるところもありますが、できればおしゃれ目なカジュアル服も持ち合わせていきたいもの。泡パーティーで汚れたりするかもしれないので、あまり上質な服は避けた方がいいでしょう。

ちなみにイビサ島は常夏の島ではありません。最も寒い1月の最低気温は約8度。最高は約15度。冬期に訪れるならコートは必須です。

イビサで最も古いダルト・ビラ地区の見所

カテドラル

1235年に建設されたカテドラル。地中海を見渡すように聳え立つ

イビサ島にはいくつかの街や村がありますが、モニュメントなどが多い島の中心は小高い丘のような地形のイビサタウン。丘の頂上手前にある16世紀のルネッサンス様式の防塞と、頂上にあるカテドラルは、イビサ島で訪れておきたい観光ポイントです。海岸から丘を上っていくと、城壁が現れ、城壁に沿って小道を上っていくとルネッサンス様式の防塞にたどり着きます。さらに進めばカテドラル前の広場に着き、地中海を見渡す絶景が見渡せます。

頂上までの一帯は石畳の小道が入り組んでおり、青い海によく映える白壁の小さな家々が連なる独特の雰囲気がある地区。「ダルト・ビラ」と呼ばれ、街で最も古い歴史的地区として複合世界遺産の中でもポイントとしてあげられています。紀元前654年にフェニキア人によって作られ、その後、カルタゴ人、バンダゴ人などに征服され、変化を遂げながら残されてきた地区です。異国情緒満点のダルト・ビラ地区を散策しつつ、頂上のカテドラルに着けば、どこまでも続く地中海が見渡せます。

<DATA>
■Catedral de Santa María(サンタ・マリア・カテドラル)
住所:Plaza de la catedral s/n
TEL:(34) 97 131 2773
閉館日:なし
開館時間:10:00~14:00、16:00~19:00
料金:無料

イビサ島自慢のビーチを満喫!

海

210キロメートルも美しい海岸が続きます。西側のビーチで夕日を楽しんで

複合世界遺産に登録されているものの1つに、美しい海があります。イビサの海水がきれいな秘密は、イビサにしか生息しない海草の一種が生えており、これが海水を浄化し、様々な海洋生物に好影響を与えているから。

年間2,948時間もの日照時間を誇り、最も寒い1月でも最低気温は8度、最高気温は15.5度と気候に恵まれているイビサ島。12~2月を除けば、ビーチで日光浴や海水浴が楽しめるでしょう。

イビサ島にはなんと約50ものビーチがあります。ビーチは大抵街の中心から離れていてアクセスが良くないので、現地で車をレンタルすれば便利。島には地下鉄や電車はありませんが、バスを利用して行けるビーチもあります。海水浴が苦手な人は海岸沿いのサイクリングや、カヤック、ヨットなどスポーツを楽しむのもおすすめ。

またイビサ島は夕日が美しい場所として世界的に知られています。島の西側のビーチでは、地中海に沈む大きな太陽が見られます。一生心に残る景色を味わってみてください。

ナイトライフはスペイン一!

クラブ

イビサ名物の泡や水が降りかかるクラブへ行くなら、多少汚れてもいい服装で

イビサ島のクラブには、世界中から一流のDJがプレイしに訪れます。クラブミュージックが好きな人なら、一生に一度はイビサでナイトライフを楽しみたいはず。

一般的なクラブのオープンシーズンは6月下旬から9月の終わり。冬場オープンしているクラブは2店くらいしかありません。クラブの営業時間は、24時頃オープンし朝6時頃閉店します。早い時間帯には割引があるクラブもあるようですが、盛り上がりには欠けるでしょう。できれば1時半頃に繰り出したいもの。料金はクラブやDJ、時期によって異なりますが、有名クラブの有名DJのパーティーや8月は料金が高めです。インターネットでチケットを購入できるクラブなら、あらかじめ買っておいたほうが当日購入するよりお得なようです。

イビサ出身のガイドの友人によると、おすすめのクラブはパチャ。1973年オープンの老舗でイビサのクラブブームの火付け役的存在です。とはいえ、好みの音楽などで好きなクラブも十人十色だと思うので、島に着いてからでも情報収集をお忘れなく。

<DATA>
Pacha(パチャ)
住所:Av. 8 d'Agost s/n Ibiza
TEL:(34) 97 131 3612
営業期間:10月~4月(週末を中心に不定期)5~9月 毎日オープン
営業時間:0:00~7:00
料金:37ユーロ~80ユーロ

オフシーズンに訪れるなら

オフシーズン9月下旬から6月初旬ごろまでに訪れるなら、レンタカーを借りての島観光がメインとなるでしょう。中心部の白い街、イビサタウンをぶらぶらしたり、夕日の名所として知られるカフェ・デル・マールのある島西部のサン・アントニオやロマンチックなビーチのある、島東部のサンタ・エウラリアなどを訪れてみては?
イビサ島よりも静かでローカルな雰囲気のフォルメンテーラ島へも約30分で行けます。

イビサ島へのアクセス

フェリー

フェリーは、バルセロナ、イビサ往復50ユーロ台からと安さが魅力

日本からイビサ島へのフライトの直行便はありません。KLM、エアー・フランス、ルフトハンザなどの航空会社のフライトで、ヨーロッパの都市で乗り換えし、イビサに入ります。もっと安くあげたいなら、ヨーロッパの都市からブエリングライアンエアーなど格安航空会社のチケットを探しましょう。スペインの他都市と組み合わせるなら、バルセロナに入り、バルセロナから格安航空フライト、もしく約8時間かかりますが、船でも行けます。

<DATA>
trasmediterranea(トラスメディテラネア)
バルセロナからイビサ行きのあるフェリー会社

Balearia(バレアリア)バルセロナからイビサ行きのあるフェリー会社

イビサ島の回り方

レンタカー

車を借りれば旅行の楽しさ、便利さは倍増。島一周も楽しみたい

せっかくならいろいろなビーチに行きたい、ローカルな村にも足を伸ばしたい、そう思われるならレンタカーをおすすめします。イビサ島には電車や地下鉄はありません。空港からイビサの街の中心へはタクシーでのアクセスになるので、それなら空港で車をレンタルしてはどうでしょう? EuropcarHertzAvisの車が空港内で借りられます。注意事項は、スペインではAT車は少ないので、希望があれば事前の予約をお忘れなく。

車が運転できない場合、公共のバスでも目的地に行くことができます。イビサの街を拠点にすると便利なので、イビサの街のホテルに泊まり、できれば近くにバス停があるところが便利でしょう。

イビサの治安

クラブで有名なイビサ島ですから、気になる治安ですが、スペインほかのエリアと大きな変わりはありません。夜出歩くならどこでも多少の危険はつきまとうもの。むやみに大金を持ち歩かないようにしましょう。ナイトライフにつきものの恋愛トラブルや、大量飲酒による急性アルコール中毒などのトラブルも報告されているので、旅先だからと羽目をはずすことなく各自で責任を持ちましょう。ドラッグの売り手に声をかけられることがあるかもしれませんが、毅然とした態度で断ればトラブルに巻き込まれることはないでしょう。

昼間のビーチにも、高価な物が入っているように見えるブランド物などの鞄は持っていかないほうが賢明。余分な物は宿に置いておき、手荷物は常に目の届くところに!が鉄則です。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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