パワーポイント(PowerPoint)の使い方/スライドのデザイン

関連するスライドを「セクション」に分けて管理する

スライドの枚数が多くなると、目的のスライドを探すなどの管理が大変になります。このようなときは、「セクション」機能を使って、関連するスライドをグループ化してまとめておくと便利です。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

PowerPointで作成したスライドの枚数が多いと、後から目的のスライドを探し出したり、スライドの順番を入れ替えたりする操作が少々厄介です。PowerPoint2010の「セクション」の機能を使うと、関連する複数のスライドをグループ化してまとめることができます(PowerPoint2007以前のバージョンでは、「セクション」機能は付使えません)。

たとえば、プレゼンテーションの進行に沿って「導入」セクション、「本論」セクション、「結論」セクションに分けたり、スライドの内容に沿って「問題点」セクション、「機能紹介」セクション、「活用例」セクションなどと分けてもいいでしょう。

「セクション」機能を使ってスライドをグループ化しておくと、セクションごとに表示/非表示を切り替えたり、移動したり、印刷するなどの操作が可能になり、すべてのスライドを毎回見直す手間が省けます。

セクションを追加する

スライド作成直後にはセクションはありません。作成済みのスライドをセクションに分けたいときは、左側の「スライド」タブの一覧からセクションを追加したい先頭のスライドを右クリックし、表示されるメニューの「セクションの追加」をクリックします。
ここでは、2枚目と3枚目のスライドをグループ化して1つのセクションにするため、2枚目のスライドを右クリックしている

ここでは、2枚目と3枚目のスライドをグループ化して1つのセクションにするため、2枚目のスライドを右クリックしている

スライドの上に表示された「タイトルなしのセクション」を右クリックし、表示されるメニューの「セクション名の変更」をクリックします。
2枚めのスライドの上にセクション区切りを示す「セクション名」が表示される

2枚めのスライドの上にセクション区切りを示す「セクション名」が表示される

「セクション名の変更」ダイアログボックスが表示されたら、セクション名(ここでは「現状分析」)を入力して「名前の変更」ボタンをクリックします。
セクションの名前は自由。わかりやすい名前を付けよう

セクションの名前は自由。わかりやすい名前を付けよう

「現状分析」セクションが追加されました。
2枚目以降のスライドが「現状分析」セクションとしてグループ化された

2枚目以降のスライドが「現状分析」セクションとしてグループ化された

ただし、このままではこれ以降のスライドがすべて「現状分析」セクションに属してしまいます。同じ操作を繰り返して、必要な個所にセクションを追加しておきます。ここでは、「特徴」セクション、「操作画面」セクション、「キャラクター募集」セクションを追加しました。

さらに、1枚目のスライドの上に表示された「既定のセクション」にも名前を付けておくといいでしょう。
「既定のセクション」のままでも支障はないが、名前を付けておいた方が管理しやすい

「既定のセクション」のままでも支障はないが、名前を付けておいた方が管理しやすい

表紙のスライドを1つのセクションとした

表紙のスライドを1つのセクションとした

これで、スライド全体を5つのセクションに分けることができました。

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