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共働き夫婦の家事・育児・介護を支える家事代行(3ページ目)

将来の家計を安定させるためには、共働きを続けることが大切……、分かっていても、家事や育児、介護との両立に悩み、仕事を辞めざるを得ない人も多いのが現状です。ここ数年、家事代行サービスを利用する人が増えていますが、実際に利用している人は、どのような利用のしかたをしているのでしょうか。今回は、家事代行の株式会社ベアーズ専務取締役高橋ゆきさんに、現場の声を伺ってみました。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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家事代行を利用する家庭=お金持ち?

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とりあえず、月2回くらいから試してみる?

以前は、お金持ちの家庭が家政婦さんに来てもらう、というイメージがありました。今でも、「スタッフの方が訪問するのを近所の人が見たら、どう思うかしら?」と気になる方もいらっしゃるようです。実際は、どのような人が利用しているのか、高橋さんに伺ってまとめてみました。

●ライフスタイル:約8割が共働き家庭

●年齢層:最も多いのは40~50代。最近は、30代子育て世帯や60代以上の高齢者世帯、20~30代1人暮らし世帯の利用も増えている。

●利用のきっかけ例

(1)1人暮らし:休日に掃除と洗濯、買出しで1日つぶれてしまう。定期的に来てもらうことで、その分、スキルアップや休息など、時間と体力を他のことに使える。(ワンルームに住む人向けのサービスを月2回利用すると、約1万円なので、気軽に頼みやすい。)
(2)子育て世代:近くに頼れる親が住んでいない、という家庭だけでなく、「親に頼むよりも、気兼ねなくスタッフにお願いできる。」という理由で利用する人も多い。
(3)高齢世代:掃除・買い物など、家事の負担軽減。本人や家族が急病になったなど緊急時にも、定期的に訪問してくれるスタッフがいると安心。

●利用頻度・予算:約7割の人が、「週1回3時間」の定期サービス(デラックス・専任制・1時間あたり3,465円+交通費一律900円)を利用。(月4回利用した場合の合計:(3,465円×3+900円)×4=45,180円)

●同じスタッフに頼めるかどうか:定期利用の場合は、基本的に同じスタッフ。単発(スポット)利用の場合は、スタッフのスケジュール等もあるので、必ず同じ人に頼めるとは限らない。

ライフスタイルの変化に合わせた利用もOK!

サービスを利用していくうちに、お願いしたい家事の内容や利用頻度が変わることもあると思います。「独身時代に利用していた人が、結婚後も継続して利用したり、妊娠や出産、子どもの成長など、利用者のライフスタイルや希望の変化に合わせて、対応できるスタッフを依頼するケースもある」(高橋さん)そうです。

自分に合った利用方法を見つけるために、まずは3ヶ月くらいから、試してみてはいかがでしょうか。いきなり定期サービスは勇気がいる、という方は、単発(スポット)利用や回数券サービスなどを使ってみるのもいいですね。

>>来てくださるスタッフは、どんな人?

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