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男と女の「家事脳」とコミュニケーション3つのコツ

家事をどう二人で分担するのかは、カップルにとって大きな課題のひとつ。うまくいく人もいれば、お互いに不満を抱えて相手を責めてしまう人もいます。でも、ちょっと待って。それって男と女の「家事脳」の違いなのかも? コミュニケーションを円滑にする3つのコツをお届けします。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

「言わなくてもわかるはず」は禁物

見ればわかる

見ればわかる、言わなくても気付くはず、が通用しない相手もいます。

ケンブリッジ大学の心理学・精神医学教授サイモン・バロン氏は、著書「共感する女脳、システム化する男脳」(NHK出版)の中で、女性は相手の表情から感情を読み取る能力が高いのに比べ、男性は図形認識や空間認識能力が高く、物事を論理的にシステムとして考える能力が高いと説いています。そして、これまで男性脳・女性脳と言われてきたものを、「システム脳・共感脳」と定義付けました。

もちろん、共感脳を持つ男性も、システム脳を持つ女性もいます。でも、二人の間でコミュニケーションのすれ違いがある場合は、相手の特徴を理解して、伝わりやすい言葉の使い方を考えてみるのも大切なのでは?

まず、システム脳を持つ相手に対しては、見ればわかる、言わなくても気付くと相手に期待しないこと。してほしいことは、わかりやすく具体的に言葉にして伝えましょう。システム脳はプライドも高いので、このとき、「なぜしてくれない?」「そんなこともできないの?」など、相手を非難する言葉を使わないことも大事。反対に、共感脳の人を相手にする時には、なぜ怒る? なぜ機嫌が悪いのかわからないと思う前に、「どうしたの?言ってごらん」と促して、性急に答えを出そうとせず、相手の言い分をゆっくり聞いてあげることも大切なのです。相手の非ではなく、コミュニケーションの違いと思えば、解決策も見えてきます。

■ポイント1
してほしいことはわかりやすい言葉にして、端的に伝えよう

次は、「縄張り作り」の大切さをお話します! >>

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