照明・LED/LED照明

MR16型LED電球って何?

スポット的な光のでるLED電球のご紹介です。ダイクロイックミラー付きハロゲン電球に代替されますが、最近では種類も多く、価格にも幅があるため選ぶのが難しいかと思います。今回は、MR16型LED電球の特徴と効果についてご紹介しています。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

ダイクロハロゲンに変わるLED電球

LED電球の種類

写真1.LED電球の種類(左端がMR16型

今日、LED照明の店舗・オフィスなどへの普及は目覚ましく、その影響に牽引されるかのように、住宅へのLED照明化が進んでいます。特に電球型LEDランプ(以下、LED電球)の需要が高まりつつあります。

ところで、LED電球とは何かを改めて説明すると、それは従来の白熱電球の中で、最も家庭で使用されているE26口金をもち、ナス形の普通電球に代替可能なものに代表されます。しかし白熱電球にもスポット的な光やキャンドルのような輝きをもつものまで、いろいろなタイプがあるように、最近はLED電球も種類が増えてきています。

 

アクセント照明

写真2.アクセント照明の例

そこで今回はスポット的な光のでるMR16スポットライト型LED電球(以下、MR16型 LED電球)を紹介いたします。これは端的にいえば、50mm径の反射鏡をもつMR16型ダイクロイックミラー付きハロゲン電球(以下、MR16ダイクロハロゲン)の代替可能なLED電球です。

MR16(16 /8インチ:約50mm)ダイクロハロゲンは世界標準の形状です。主な用途として、店舗では商品の陳列照明に広く用いられ、また住宅でも絵画や観葉植物などの装飾を周辺より明るく浮かび上がらせる、いわゆるアクセント照明効果を高めたい場に使われています。(写真2)

 

ダイクロハロゲンとMR16型 LED電球

写真3.MR16 ダイクロハロゲン(右)とMR16型 LED電球(左)

一般的なMR16 ダイクロハロゲンはE11口金が多く、住宅では消費電力で40W~65Wくらいのパワーが使われています。スポットの光の広がり(1/2ビーム角)は大別すると10度、20度、30度があり、照射距離と照射物の大きさ、求めたい照度によって適正なものが選ばれます。

しかし、 MR16 ダイクロハロゲンはやはり消費電力を使うため、今日ではそれをMR16型 LED電球に替える傾向が出てきています。(写真3)

次のページでは、選ぶのが難しいLED電球についてご紹介します。

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