清酒とガストロノミーのマリアージュ
日本の清酒とフランス料理を組み合わせる動きが少しずつ出てきたようだ。
パリやロンドンのレストランには普通に「SAKE」として銘柄が記されているのは珍しいことではないのだが、日本ではワインリストに清酒がオンリストされているのは何故だかとても少ない。
少なくとも私の感じるところではフランス人や英国人は清酒、つまり「SAKE」が大好きだ。それも純米大吟醸といったすっきりとした後口のいい清酒を好む傾向にある。アラン・デュカスも金沢の酒蔵とコラボレーションによる清酒を作っているほどだ。
昨年の話で恐縮だが銀座のロドラントで宇部山口の清酒「貴」のラインナップに合わせた食事会が開催された。
「貴」のフルラインナップが揃う
清酒と西洋料理の組合せの際にポイントになるのは「酸」の具合だ。通常ワインに合わせてコース料理をいただく場合はワインは泡でも白でも赤でも「酸味」を必ず感じるはず。料理もビネガーを使ったりして「酸味」が強調され、味覚としてはいわゆる酸っぱい料理に仕上げられる。単純に考えると酸っぱい料理には酸っぱいお酒、ワインとなるわけだ。
しかし、清酒は日本の食事に合わせて作られているわけであるから、西洋料理とのマリアージュを考えるとこれはなかなか難しい。。。
と、先入観を持ってしまいがちだ。