男の料理/イタリアン・洋食レシピ

しっとり豚ヒレハムのレシピ……炊飯器で簡単!

今回は、炊飯器で作る豚ヒレハムのレシピをご紹介いたします。炊飯器の保温機能でじっくりと70℃近くまで火を入れると、アクや臭み、雑味が「毒出し」され、またしっとりとハムのような食感と味わいが生まれます。炊飯器に入れて放っておくだけなので簡単ですよ。

土屋 敦

執筆者:土屋 敦

男の料理ガイド

しっとり豚ヒレハムのレシピ……炊飯器で簡単!

所要時間:60分以上

カテゴリー:サブのおかず煮物

炊飯器で作る豚ヒレハムのレシピ

デトックスといっても美容法ではなく、豚肉のなかにある老廃物を毒出しして作る料理という意味です。炊飯器の保温機能でじっくりと70℃近くまで火を入れると、アクや臭み、雑味が「毒出し」され、しっとりとハムのような食感と味わいが生まれます。このレシピは、こちらの水島シェフの科学的調理法をもとに作りましたが、炊飯器に入れて放っておくだけで簡単にできてしまいます。
 

炊飯器でデトックス豚ヒレハムの材料(2~3人分)

材料
豚ヒレ肉300g
300ml
5g
昆布2~3g
からし適量
醤油適量

炊飯器でデトックス豚ヒレハムの作り方・手順

作り方

1炊飯器に昆布、豚ヒレ肉を入れる。

 炊飯器の内釜に水と塩を入れてよく混ぜ、昆布、豚ヒレ肉を入れてふたをして保温ボタンを押す。
 炊飯器の内釜に水と塩を入れてよく混ぜ、昆布、豚ヒレ肉を入れてふたをして保温ボタンを押す。

240分程度で40℃前後になる。

機種によるが40分程度で40℃前後になる。この温度帯になると老廃物や腐敗しかけた体液、臭みやエグみのもとなどが「毒出し」され水に出て濁ってくる(実際にはふたを開けないでそのまま放置しておけばよい)。
機種によるが40分程度で40℃前後になる。この温度帯になると老廃物や腐敗しかけた体液、臭みやエグみのもとなどが「毒出し」され水に出て濁ってくる(実際にはふたを開けないでそのまま放置しておけばよい)。
炊飯器の機能や保温の際の温度は、はメーカーによって違います。最初は必ず温度計とタイマーで確かめながら作って下さい。

31時間30分から2時間程度で70℃近くになる。

1時間30分から2時間程度で70℃近くになる。温度計を刺して豚ヒレ肉の内部が65℃以上になってれば、肉を取り出す。このとき、たんぱく質由来の老廃物は煮汁のなかで凝固している。
1時間30分から2時間程度で70℃近くになる。温度計を刺して豚ヒレ肉の内部が65℃以上になってれば、肉を取り出す。このとき、たんぱく質由来の老廃物は煮汁のなかで凝固している。
ここも同様に最初は温度計で図って確認しながら作ります。

4煮汁をキッチンペーパーなどで漉す。

煮汁をキッチンペーパーなどで漉す。漉したものは水で薄めてスープとして使用できる。
煮汁をキッチンペーパーなどで漉す。漉したものは水で薄めてスープとして使用できる。

55mm幅程度に切る。

肉が常温まで冷めたら、5mm幅程度に切り、皿に盛る。そのまま、あるいは、からし醤油を少し付けて食べる。焼酎や日本酒とあわせるといっそうおいしい。
肉が常温まで冷めたら、5mm幅程度に切り、皿に盛る。そのまま、あるいは、からし醤油を少し付けて食べる。焼酎や日本酒とあわせるといっそうおいしい。

ガイドのワンポイントアドバイス

水島弘史の科学的調理法を家庭でより簡単に作れるように考えたレシピです。もちろん、コンロを使い、きっちりと温度と時間をはかりながら作ったほうが、より正確においしいものを作れますが、このように炊飯器でも十分においしく作れます。ただ炊飯器の温度の上昇具合や保温の設定温度はメーカーによって違います。最初は温度計とキッチンタイマーをつかって、温度と時間を確かめながら作って下さいね!

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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