甘みと歯ごたえがたまらない! 旬を迎えた八潮の小松菜
市内で小松菜栽培を営む鈴木農園のみなさん。代々農家で、息子の学さん(右)が後継者に。「2歳になる娘も小松菜やトマトなど、うちで作った野菜が大好き。一番の消費者ですから作りがいがありますよ」農業男子あっぱれ!
小松菜はカルシウムをはじめ栄養たっぷり。見事な育ちぶり。「おひたしや味噌汁のほか、わが家ではベーコンと一緒に炒めることが多いです」と鈴木さん
東京足立区や葛飾区に接している立地に加え、2005年のつくばエクスプレス(TX)の開通以降、「住みたい街」として一躍人気急上昇した八潮市。念願の鉄道駅(八潮駅)ができ、秋葉原から20分、北千住から10分足らずと、いきなり便利な街になったのです。各地で人口が減少しつつあるなか、昨年2011年6月には埼玉県内での人口増加率1位になるなど、勢いある街のひとつです。
八潮駅周辺はゆったりとした時間が流れ、東京隣接とは思えない空の広さ。住宅街のなかには畑がありました。八潮市の特産は小松菜。江戸時代の小松川(東京都江戸川区)が発祥の地ですが、いまや埼玉県がシェア日本一。なかでも八潮市は年間1550トンもの生産量を誇ります。「小松菜は通年栽培されていますが、なんといってもおいしいのは冬。寒さが増すと厚くてやわらかな葉に甘みがのり、茎の部分はしゃきしゃきとした食感です」と、八潮市商工会の山崎健之さんは自信を持って語ります。
鈴木農園はトマトの温室栽培をしている八潮市唯一の農家でもあります。楕円形の「アイコ」は甘くて皮ごとスナック感覚で食べられるほど
八潮市商工会ではこの野菜をもっとアピールしようと昨年2011年、八潮で栽培されている八つの野菜(枝豆・小松菜・ねぎ・ほうれんそう・なす・山東菜(さんとうさい)・トマト・天王寺かぶ)を使った「八潮産はぴベジメニュー」を展開し、「はぴベジ博」なるイベントも開催。そして今年は、とことん小松菜にこだわった「小松菜グルメスタンプラリー」を草加商工会議所・三郷市商工会と共同開催しているのです(まもなく終了。2月29日まで!)。
「小松菜が特産というのは地元でも認識されているので、ぜひ街中の飲食店で味わってもらい、より身近なものに感じてもらえればと思っています」(八潮市商工会山崎さん)。どんな料理が食べられるのか、市内散策に出かけてみましょう。スタンプラリーの台紙は八潮市商工会や参加店舗などで入手可能です。マップは
こちら(八潮市サイト)。
ラーメンに一品料理、スイーツまで!小松菜グルメスタンプラリー
黄色と水色が映える小松菜フードののぼりが参加店の目印
小松菜グルメスタンプラリーは、八潮市、草加市、三郷市にまたがって開催されています。参加店で対象の小松菜フードを注文したり、購入することでスタンプをゲット。3つ集めて応募すると温泉旅行や野菜詰め合わせなどが抽選で当たります。参加店舗は合計53店。参加店舗がそれぞれオリジナルの小松菜メニューを考案しています。麺類や炒め物、スイーツなど種類豊富で、いずれもほとんど1000円以内、500円でもおつりがくるようなお財布にやさしいラインナップ。今回は、産地である八潮市の小松菜メニューを3店舗ご紹介しましょう。
■徒歩でも利用OK! 首都高速八潮PAの醤油ラーメンは小松菜入り
醤油ラーメン。東京風のシンプルな一品。小松菜で色味を出しています。これで450円とは、かなりリーズナブル! この醤油スープの味と小松菜で「帰ってきたな~」と思う長距離ドライバーさんが多いのだとか。都心に入る前の腹ごしらえにもなりそうです
朝から地元ビジネスマンの姿もちらほら。納得の味と、リーズナブル価格で根強い人気を誇っています
まずはスタンダードに、茹でた小松菜を使った「トッピング系」から。おそらく首都圏でクルマを運転する人なら、八潮と聞くと真っ先にここを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。常磐道や外環から6号三郷線に入ったところにあるパーキングエリア(PA)。高架から地面に下りたところにあり、実は八潮駅からも近く、さらに一般客も徒歩で利用することも可能なのです。
「最近は地元の人のランチ利用が増えました」店長の湯浅さん。知ってるとちょっと使えるお店です
PA内のレストラン「ショップ&キッチン840」では、醤油ラーメン、八潮そば・うどんに茹でた八潮産小松菜をトッピング。最近は高速道路のレストランも地産地消メニューに力を入れているのです。価格も安いので、地元のビジネスマンたちにも貴重なランチスポットになっているとか。
八潮市推奨品。ポテトチップス2種150円、る・菓壇のけやき通りサブレ5枚入600円。PAではゆかた地のうちわなど工芸品も販売しています
八潮市推奨品みやげの小松菜ストラップ500円。葉脈や根っこまでリアル! 八潮PA限定発売品です
店内では、八潮の特産品やおみやげも販売。ユニークなのは小松菜ストラップ。ディテールにこだわった小松菜は一見の価値あり。運営している東京ハイウエイ八潮休憩所の店長湯浅賢二さんによると、「けやき通りサブレ」が人気とのこと。日本のポテトチップスの元祖といわれる菊水堂のポテトチップスもあります。けやき通りサブレは大きめで食べごたえがあり、しっかりと小麦の味がするサブレでした。
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次は、居酒屋でも、和菓子処でも小松菜メニュー!