カーナビ・カーオーディオ/カーオーディオの知識

カーオーディオ専門店の取付工賃はなぜ高い?

カーオーディオをグレードアップしようと思い、初めてカーオーディオショップに行って見積もりをとってみると「高い!」と感じる人も少なからずいると思う。その理由を考えてみよう。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

カーオーディオの取り付け費用は高い?安い?

カーオーディオをグレードアップしようと思って、カーオーディオショップに見積もりを頼んだら、思いのほか高くてびっくり!と感じる人は、少なからずいるだろう。カーオーディオのグレードアップが初めてという人なら、なおさらだ。

たとえば5万円のスピーカーを取り付けるのに、工賃など諸々の費用を加えると倍以上かかったり…。それなら、自分で付けようと考える人もいるだろう。が、ちょっと待った。カーオーディオの取付費用は、けっして高いわけではない。それなりの理由があるのだ。


カー用のスピーカーは半完成品

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家庭用のスピーカーはスピーカーユニットが頑丈な箱(エンクロージャー)に組み込まれた状態

取付けにかかる費用の多くが費やされるのはスピーカーだが、なぜコストがかかるのかは、カー用とホーム用のスピーカーを見てもらえばすぐに理解できると思う。

ホーム用のスピーカーは、エンクロージャーと言われるがっしりとした箱に入った状態。対して、カー用のスピーカーは、ユニットそのままの状態だ。

もちろん、スピーカーユニットに配線して音楽を再生してみれば、音は鳴る。が、それは音が鳴っているだけ。スピーカーユニットが持つ能力を引き出し、音楽が気持ちよく楽しめるように鳴らすには、スピーカーの前面から出る音と背面から出る音を分断したり、スピーカーが音を正確に再生できるようにスピーカーの固定強度を高めたり、さまざまなノウハウが必要だ。

つまり、クルマにスピーカーを取り付けるということは、ホーム用スピーカーのエンクロージャーを作るのと同じようなことなのだ。
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カロッツェリアのフラッグシップ・スピーカー、TS-Z1000RS。この性能を引き出すには経験とノウハウが必要



カーオーディオの取付けは技術料

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カー用のフォーカル・ユートピアKit No.6

ここでホーム用スピーカーを見てみよう。例えば、フランスのフォーカルに「ユートピア・シリーズ」というフラッグシップスピーカーがある。このホーム用スピーカーは、16.5センチ2ウェイシステムのディアブロ・ユートピアで89万2500円。対して、カー用の16.5センチ・セパレート2ウェイシステム、ユートピアKit No.6は39万9000円だ。

ユニット自体、まったく同じではないため正確ではないが、エンクロージャーが40万円以上と考えてもおかしくない。つまりカーオーディオショップでスピーカーの取付けにかかる費用は、クルマのドアをエンクロージャーに近づける費用と考えればいい。単に取付作業に対する代金ではなく、スピーカーをより良い音で鳴らすための技術料なのだ。

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