好調クリスマス商戦で覇を競う キンドル VS iPad2
欧州金融危機を横目に、2011年 米国のクリスマス商戦出だしは好調のようです。感謝祭のブラック・フライデーや、サイバー・マンデーと呼ばれる日に、様々なギフト商品を大量に購入するのがアメリカ人の習性です。今のところその衝動を抑えるような不況は来ていません。特に2011年はオンラインセールスが好調で、アップル、アマゾンなどがネット販売を大きく増やしている模様です。
アップルのタブレット型PC、iPadは同社の第2の主役製品になる模様です。創業当初の主役だったマッキントッシュのPC売上高は全社の2割程度となっており、今や43%が携帯電話iPhoneです。そして2010年にデビューしたばかりのiPadが早くもそれに次ぐ売上になろうとしています。
2代目となるiPad2はデュアルコアのプロセッサーを搭載し、9.7インチの大画面と最大64ギガのメモリーを持ち、様々なことがさくさくとハイスピードで行える高機能製品です。重さは一代目より軽くなったものの、600グラムほどあります。ただし価格は499ドルと高くなります。クリスマスシーズンの第4四半期だけで1300~1400万台ほど売れると予想されています。
一方、アマゾンの「キンドル」は従来の白黒の電子ブックリーダーから、デュアルコアCPU搭載のフルカラーとなった「キンドル・ファイア」として赤字覚悟の199ドルで売り出され、クリスマスギフトとして売れに売れている様子です。何よりもiPad2の半額以下であることが効いており、画面は7インチと小さくなりますが、重さは413グラムと軽量です。
ただキンドル・ファイアのメモリーは8ギガしかなく、使用するソフトによっては動きは遅いとのことです。それでも本を読む、動画を観る、アマゾンでネットショッピングするということにおいては特に問題なく、機能を限定すれば十分な様子で、アマゾン・プレミア会員向けには様々なコンテンツが用意もされています。
アマゾンはキンドルの売上台数を公表しませんが、ここ数年の同社の売上成長ドライバーになっているのは間違いなく、このクリスマス時期だけで数百万台売れると思われます。タブレットPCの世界シェアはアップルが過半以上、そして残りをキンドル・ファイアとサムスン電子で殆どを独占しそうです。
スマートイノベーションの覇権を握るのはどこか? >>>>>