一定の放射性物質を含む食品が食卓にのぼらないように、暫定規制値が設定されています。
2011年12月2日兵庫県にて行われた「食品のリスクを考えるフォーラム~食品と放射性物質」(主催/兵庫県、食品安全委員会<内閣府>)が行われ、私も参加しました。
今回のフォーラムは、放射性物質による食品の汚染問題についてのリスクの評価・管理について、話題提供者と参加者が双方の理解を深めることを目的としていました。
まず、話題提供として、内閣府の食品安全委員会事務局から、3月11日の東日本大震災による福島第一原発の事故以降、ワーキンググループを作り専門委員が科学的データを基に審議しまとめられた「食品健康影響評価」の概要や規制値の考え方等が説明されました。続いて、兵庫県健康福祉部生活消費局から、兵庫県の農畜水産物についての放射性物質の検査や相談体制などについて説明がありました。
ここでは、特に私たち生活者にとって関わりの深い「食品の暫定規制値」はどのように決められたのか、また今後はどうなるのか、ということを中心にご報告します。すべてをきめ細かくご紹介仕切れないため、わかりにくい点もあるかもしれませんが、参考でご紹介しているサイトも見ていただければと思います。
食品のリスクは「ゼロ」ではない
日本の「食の安全」行政は、どんな食品にもリスクがある、「ゼロ」ではないという前提で、科学的に評価をして管理をするのが基本的な考え方とされています。
例えば、食中毒の原因となる微生物などは、これらを完全にゼロにするというのは実際には難しいことです。よって、健康への悪影響が未然に防げる、あるいは許容できる範囲の量に抑えるために、科学的に評価をして一定のラインを引くということです。