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「ゴミ」「非ゴミ」の2択で始める大掃除(2ページ目)

大掃除の季節到来。でもなかなか腰が上がらない方、今年は「二択」力を高めることでお掃除モチベーションに弾みをつけてみては? やる気に火を点けるハウツーです。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド


「貴方を汚(ケガ)すもの」即ち「ゴミ」

目先の欲望に負ける代償は小さくない

目先の欲望に負ける代償は小さくない

掃除とよく似ているものとして「ダイエット」があげられますが、贅肉=不要物とか、リバウンド等の用語・現象以外に、やはり相通じるところが多々。だてに喩えが一般化してはいないなあと感心頻りになるほどです。

一例は「結果的に自分自身(=貴方)を醜くさせかねないモノ」の安易な摂取(購入)や保持。つまり安菓子やジャンクフードといった食べ物でお腹を膨らませる行為と、目先の便のために100円グッズに頼ったり安いからという理由だけで不要物を多量に購入する行為、には通底するものがあるということです。

とはいえ食べ物にしろモノにしろ、一度「入れて」しまったものは時間を戻して取り出すことはできませんので、これから先、確実に「出して」しまうことが何よりも肝要になります。

その「出す」基準、ゴミと非ゴミの切り分け方には実に様々な考え方、流儀があります。使用頻度然り、気分、ときめき然り。いずれでも良いものですし正解はありませんが、ここでは筆者自身が今年捨てまくった際、心に灯したワード『汚れ(ケガレ)』をご紹介したいと思います。

あらゆる「汚い」印象、雰囲気、イメージがあるもの、自分自身や家族を美しくしないモノは敢えて「全排泄」!です。


『ケガレ』たモノの見分け方

ケータイ

時代遅れのITガジェットも、人によっては捨てづらいもの。でも「それ、いつ使うの?」

以下、モノのジャンル別に「ケガレ」たモノの認定基準を記して行きます。参考にされてみて下さい。

●本、雑誌……読んで暗い気持ちになったもの、気分をどんよりさせるもの、手に取って開くのも面倒な感じ、躊躇われる感じがするもの。著者が嫌い。読まなくちゃと思うと重圧を感じ、イライラするもの。「邪魔だなあ」と一瞬でも思ってしまったもの。
※価格や稀少性を勘定すると判断が鈍るので注意

●衣類、靴……しみ、黒ずみが気になるもの。虫食いがあるもの。臭うもの。着た時に顔がパッと明るくならない色。鈍重に見えるデザイン。「痛い」感じを与えるもの。実際身につけると痛い靴や着るとチクチクする服。
※残念ながら購入時の価格はあまり関係ない

●食器、調理器具……欲しくて手に入れたわけではないもの(親から押し付けられた、結婚式の引き出物など)、ただ安いからという理由で購入したもの(100円グッズなど)、使い方を熟知せず、使っている自己イメージのないまま購入してしまったものの全然使えていないもの(圧力鍋、マルチブレンダー、ワッフルメーカーなど)、あまりにもバラバラなカトラリー類、多量の割り箸。
※放って置くと数十年も家に残ってしまうので要注意

●食品……賞味期限が切れたもの全て、冷凍されてはいるものの5年以上の時を経た肉魚類、封を開けたのが何時だか思い出せない調味料等。
※基本、食べれば消えるキエモノなのに残っている事実に注目

●子ども関係のモノ……サイズアウトした衣類や靴、制服関係、流行を終えたオモチャ、絵画工作の駄作品、片方しか残っていないセットもの全て、「捨てるには忍びない、勿体無いから他人にあげよう」などと思っているものの自宅に置いておくのはもう嫌だなあというモノ全て。
※「思い出」の物品はシビアに「5年で段ボール1個分」等、心を鬼にしないと際限なく溜まる



最後に。くれぐれも「ゴミ」と「非ゴミ」の揺れる境界線については朝令暮改を恐れず行きましょう。行く川の流れは絶えず、人は変わりゆくもの。「今」の判断が全てです。

語弊はありますが敢えてこの忙しい師走、寒い真冬に行う『大掃除』の効用とは果てしなくスピリチュアル、またメンタルなもの。結果少しでも「スッキリ」した気持ちで新年を迎えることができれば、勝ち(価値)。

今の貴方自身から「ゴミ」=「ケガレ」を取り払ったその姿が、本当の「価値」なのですから。


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