男の靴・スニーカー/カジュアルシューズ

古の知恵を今の快適に繋げる、Mishoeのターンシュー

「温故知新」とは暫し言われるものの、それが実感できる商品は世の中には案外少ないもの。しかし、ふとしたきっかけで見付けてしまったこのMishoe(ミッシュ)の靴は、正にその言葉通りの逸品です。堅牢な靴が大好きな飯野ですらすっかり感心させてしまったこの靴の「柔らかな秘密」に、じっくり迫ります!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

ここで「これ」が、こんな形で見付かるなんて!

Mishoeメンズシューズundefinedその1

ターン式製法を採用した、Mishoe(ミッシュ)のメンズのターンシューです。一度足入れしてしまうと、その柔らかな履き心地に夢中になること間違いなしです。これと同じ仕様で3万1500円(ミッシュ TEL:03-6458-1855)

先日、所用があって御徒町周辺を徘徊していた時のこと。「2k540 AKI-OKA ARTISAN」なる山手線高架下にある商業スペースで、靴やファッション雑貨系の職人やアトリエの商品展示・販売イベント「MONO marché」に、偶然出くわしました。

「確かにこの街の周辺は、その種の商品を扱う問屋さんが多いエリアだし……」などと思いながら、幾つかのコーナーを見ていたら、文字通り温故知新、あっと驚かせてくれる靴があるではないですか!

読者の皆さんは「ターン式」と呼ばれる底付け方法をご存知でしょうか? 世間ではあまり知られてはいないものの、この製法が存在しなかったら、今日のハンドソーン・ウェルテッド製法やその機械化対応版であるグッドイヤー・ウェルテッド製法は誕生し得なかったと断言できる、靴の歴史上極めて重要なものです。ここで発見したのは正しく、その底付け方法で作られた靴! という事で今回は、歴史上の偉業を今日の快適性に繋げる、Mishoe(ミッシュ)のターンシューに迫ります。
Mishoeメンズシューズundefinedその2

上と同じモデルでも、アッパーの色を変えるとイメージがガラッと変わります。こちらは夏場の休日に、敢えて素足でサラッと履きたい! これと同じ仕様で3万1500円(ミッシュ TEL:03-6458-1855)


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