ザッケローニの胸中は攻撃陣への期待により重みが
前田遼一の選考がちょっとしたサプライズだった今回の発表
11月1日に発表された日本代表は、継続性を重視したものとなった。
手術後の復帰過程にある本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)は、過去3試合に続いて招集されなかった。その一方で、10月11日のタジキスタン戦をケガで欠場した内田篤人(シャルケ/ドイツ)が復帰を果たしている。
タジキスタンに大勝したメンバーがほぼ揃う構成は、安定感に溢れていてスキがない。日本代表は11月11日にタジキスタンと、同15日に北朝鮮と、いずれもアウェイで対戦する。小さな驚きは前田遼一の復帰だろうか。10月に30歳となったJ1リーグ2年連続得点王が、W杯3次予選のメンバーに初めて名を連ねてきた。
先のタジキスタン戦で8-0の快勝を収めた日本だが、アルベルト・ザッケローニ監督は9月の2試合が気になっているようだ。ホームで北朝鮮から勝ち点3を、アウェイでウズベキスタンから勝ち点1を奪ったが、2試合ともに最少得点に終わっている。
メンバー発表時の記者会見で、ザッケローニ監督は「タジキスタンは北朝鮮、ウズベキスタンを相手に、0-1という戦いをしている」と話し、前回の大勝ムードを改めて断ち切った。そのうえで、「我々の戦いも、ひとつ、ふたつのチャンスで決められる試合ではない。たくさんのチャンスを作らなければならない」と続けた。指揮官の胸中でより重みを持っているのは後者──自チームの攻撃陣である。
4-2-3-1や3-4-3といったシステムを問わず、攻撃の最前線に位置するのは純粋なストライカータイプだ。9月の2試合では李忠成(サンフレッチェ広島)が、10月のタジキスタン戦ではハーフナー・マイク(ヴァンフォーレ甲府)が先発に指名されたが、ザッケローニ監督は「バリエーションを持ちたい」と考えた。