掃除/掃除グッズ

多機能掃除グッズ「酸素系漂白剤」

「ヒョウハクザイで汚れを落とす。」 ごく当たり前に使われ使うフレーズですが、果たして「漂白剤」とは何なのでしょう? 今回は中でも身近でよく使われる「酸素系漂白剤」についてまとめました。お掃除の参考にしてみて下さい。

この記事の担当ガイド

家の事・子どもの事・仕事の三つ巴を愉しむ三児の母ずぼら掃除を提唱

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 「ヒョウハクザイで汚れを落とす。」 ごく当たり前に使われ使うフレーズですが、果たして「漂白剤」とは何なのでしょう? 今回は中でも身近でよく使われる「酸素系漂白剤」についてまとめました。お掃除の参考にしてみて下さい。


「“酸素系”漂白剤」って何ですか?

水で白くする

「漂白」は、水が潤沢な国だからこそ生まれた言葉なのかも知れませんね

紙や繊維、食品、その他いろいろな素材に付着した不純物などによる色(色素)を「白くする」ことを指して「漂白する」といいます。古来流れる川の水に布地などを漂わせて色の粒子を流し、繊維を白くしていたことによる言葉がまだ生きているのですね。

この漂白を化学薬品の力によって行う、その薬剤を総称して「漂白剤」と呼びます。漂白剤は酸化作用や還元作用で色素を分解するなど変化させることで対象を「白く」するもので、一般的に「酸化型漂白剤」と「還元型漂白剤」に大別され、そのうちの「酸化型漂白剤」はまた「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」に分けられます。

汚れなどによる色(色素)を酸化させて分解し汚れを落ちやすくさせる。「酸素系漂白剤」の「酸素系」の意味するところは私たちが呼吸しているこの空気に含まれる「酸素」もまた色(色素)をさらす(漂白する)効果があることを示しています。この酸素による酸化作用をごく短時間に行うため、酸化力の強い過酸化物である「過炭酸ナトリウム」や「過ホウ酸ナトリウム」などを水に溶かし過酸化水素のアルカリ性水溶液とすることで、汚れを酸化分解して落とす、というメカニズムなのです。


過炭酸ナトリウムについて

酸素と紫外線

私たちの呼吸している空気に含まれる酸素、太陽光に含まれる紫外線にも「漂白」力があるのです

身近な薬局やスーパーで、「比較的安全な漂白剤」という触れ込みで販売されることの多い「酸素系漂白剤」。しかしパッケージを見て一瞥しただけではよく分かりませんので、裏返して表示を確認してみましょう。

概ね粉末、顆粒状の酸素系漂白剤の主成分は「過炭酸ナトリウム(酸素系)」となっています。「過炭酸ナトリウム」は炭酸ソーダと過酸化水素が2:3の割合で混在してできた白色の粉末で、金属や水と反応する性質を持っています。水と反応すると過酸化水素ガスを放出して炭酸ソーダになります。水に溶いた際の液性は弱アルカリ性です。

ちなみに「酸素系漂白剤」の中には最初から液体状のものもあります。この主成分は「過酸化水素(酸素系)」となっており、ものによってはポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの界面活性剤が添加されています。液性は酸性です。

活性酸素の一種である過酸化水素は汚れの色(色素)を分解して不可視化したり、細菌の類を殺したりできる強力な酸化力を持つものですが、汚れ(有機物)を分解した後は酸素と水になるなど、排水の環境への悪影響を殆ど懸念せずに済むというメリットがあります。


次のページで、「酸素系漂白剤」の掃除においての使い方を詳しくご説明します。


更新日:2011年10月25日

この記事を読んで良かったですか?

良かった

8

この記事を共有する