ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

一億総クリエイターの時代

デジタルツールにこだわる人が増えています。しかし、気をつけなければならないのは、ツールで生産性が上がるとか、よりクオリティの高いアウトプットにつながるとはイコールでない場合があることです。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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デジタルツールで仕事ができるようにはならない

デジタルツールにこだわる人が増えています。
しかし、気をつけなければならないのは、ツールで生産性が上がるとか、よりクオリティの高いアウトプットにつながるとはイコールでない場合があることです。

たとえばスマートフォンやアプリ。
確かに便利になります。私もその利便性の恩恵を受けています。
しかし、便利になることと、生産性が上がることとは、必ずしもイコールではありません。
確かに効率的になるかもしれません。しかし、効率的になることと、付加価値が上がることとは、やはりイコールでありません。

もちろん、個人の趣味であれば楽しければよいので、それは別に問題ではないでしょう。
それに、たとえばかっこいいウエアを買えば走るのが楽しくなるように、形から入ることが、熱中し続けるモチベーションになることもあります。

しかし私たちは、メーカーのマーケティングに乗せられ、デジタル知識人のノウハウに踊らされ、お金と時間を消費させられているのではないだろうか。と振り返る冷静さも必要です。

消費者になると、ただお金を払わされるだけです。
そこで、消費者になるのではなく、クリエイターとして購買活動をすることです。
クリエイター意識を発動させて、「これをどうやって換金化するか?」を意識したいものです。

スマートフォンやアプリ、デジタルツールを買うなら、いかにマネタイズするか、収益に役立たせるかを考えることです。

たとえば・・・
・スマートフォン活用のセミナーを開催したりノウハウ本を出版したりする
・アプリを作って売る
というふうに、自分から働きかけ、情報発信をして、能動的にマネタイズを考えるのです。

このとき、人間は2種類に分かれます。
「自分にはできない」と考える人と、「ではどうやったらできるか?」を考える人に。

後者こそ創意工夫であり、いつの時代もそういう人がブレークスルーを起こしてきたはずです。
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