パン/パン業界情報、イベント

2011 パングランプリ東京

東京の6つのパン組合が主催する町のパン屋さんのコンテストも今年で3回目になります。今年はメロンパン、デニッシュ、東京ご当地パンの3部門で作品を募り、審査が行われました。最優秀グランプリには東京都知事賞が授与されました。すべてお店で販売されるのがこのコンテストの特徴です。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

第3回パングランプリ東京

2011年9月2日、東京の6つのパン組合(東京都パン商工組合、東京パン連盟工業協同組合、東京都学校給食パン協同組合、東京青雲会、全日本丸十パン商工業協同組合、リテイルベーカリー協同組合)による、町のパン屋さんのための製パンコンテストが開催されました。

このコンテストは現在販売しているパン、もしくはこれから販売するパンを出品することになっています。毎年3種類のテーマが掲げられますが、第3回目となる今年はメロンパン部門、デニッシュ部門、東京ご当地パン部門で審査が行われました。

今回の審査員(敬称略)は鈴木信明(日本菓子専門学校)、高橋朗(東京製菓学校)、渡邉政子(パン愛好家)、日野洋子(こんがりパンだパンクラブ)、そしてAll Aboutパンガイド、清水美穂子です。

2011年の表彰式は9月23日、全日本パンフェスティバル会場内で行われました。応募総数51作品の中から、7作品が選ばれ、全部門通して最も優秀な作品に東京都知事賞、部門それぞれの最優秀作品に連合会会長賞、続いてパングランプリ東京大会会長賞が授与されました。

今年の受賞作品はどれも個性的で決め手がありました。ここではその7作品とお店をご紹介します。

東京都知事賞「赤桃と紅茶のデニッシュ」

赤桃と紅茶のデニッシュ

赤桃と紅茶のデニッシュ

デニッシュ部門から、株式会社ル・スティル(VIRON)の松田武司さんの「赤桃と紅茶のデニッシュ」が東京都知事賞を受賞しました。

このデニッシュはアールグレイが香るサクサクのデニッシュ生地に、レモンを効かせて炊いた赤桃とブラックベリーの甘酸っぱいフィリングを包んでいます。上質な素材と職人技によって作られたこのヴィエノワズリが、この秋、VIRONで楽しめそうです。

松田さんは現在、国際製パンコンテスト、モンディアル・デュ・パンのチームに同行してフランス滞在中です。
赤桃と紅茶のデニッシュ

赤桃と紅茶のデニッシュ

◆VIRON
渋谷店
住所:東京都渋谷区宇田川町33-8 塚田ビル1F2F
TEL:03-5458-1770

丸の内店
住所:東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング 1F
TEL:03-5220-7288

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次のページではメロンパン部門とデニッシュ部門の全日本パン協同組合連合会会長賞、大会会長賞の受賞作品1品ずつご紹介します。際立つ個性に注目です。
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