台北/台北近郊の見どころ

新北投/台湾

北投温泉は台湾北部最大の温泉地。台北からMRTで気軽に出かけられる場所にあり、最近では有名旅館の加賀屋も進出している話題の観光スポットなんです。それでは、北投温泉の効能や、おすすめスポットをご紹介しましょう!

この記事の担当ガイド

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

台北北部最大の温泉地、新北投へ

all about taipei

地熱谷では湧き上がる温泉の様子が見られます 画像提供:台湾観光局

北投温泉は台湾北部最大の温泉地。台北からMRTで気軽に出かけられる場所にあり、最近では有名旅館の加賀屋も進出している話題の観光スポットなんです。それでは、北投温泉の効能や、おすすめスポットをご紹介しましょう!

新北投温泉の歴史

all about taipei

新北投温泉博物館に展示されている北投石

昔、17世紀にやってきたオランダ人や中国大陸からの移民も温泉の効用を発見ず、近くに住んでいた原住民さえも、温泉は毒水と思っていました。

鄭成功が台湾に渡った時お供をしていた中国人が、温泉の特質を発見。そして日本統治時代、日本人たちがこの新北投の温泉に気がつき、軍隊の湯治場として使ったり、温泉旅館を開いたりしました。そして1905年、日本人学者・岡本要八郎が北投で鉱石の北投石を発見。北投石は台湾の地名で命名された唯一の鉱石で、世界中で北投と、秋田県の玉川温泉との2ヶ所でしか産出されない貴重な鉱石です。

また、瀧乃湯や吟松閣は日本統治時代に建てられ、外観も当時のままに現在も営業を続けている貴重な温泉です。

新北投温泉の泉質

新北投温泉には青[石/黄]泉、白[石/黄]泉、鐡[石/黄]泉の3種類があります。
【青[石/黄]泉】
青[石/黄]泉は酸性の硫黄温泉で、地熱谷や瀧乃湯が代表的です,水色は半透明で黄白色、泉温は50~75度、pH値は1~2と酸が強く、硫酸塩泉の一種です。皮膚病、痛風、筋肉痛に効果があります。

【白[石/黄]泉】
白[石/黄]泉は弱酸性単純泉で、硫[石/黄]谷温泉が代表的です。水色は白く、泉温は45度前後、pH値は4~5です。慢性皮膚病、關節炎、婦人病に効果があります。

【鐵[石/黄]泉】
鐵[石/黄]泉は鉄分を含む中性炭酸塩温泉(弱アルカリ性)で、龍鳳温泉が代表的です。泉温は約40~ 60度と低めで。pH値は7~8です。硫黄臭はなく、水色は透明な褐色です。神經痛、皮膚病、リウマチに効果があります。

新北投の温泉

新北投にはたくさんの温泉施設、ホテルがあります。高級SPAを併設したホテルや、日本の加賀屋など、宿泊できる施設と公共温泉を合わせると40か所も。その中で今回は、歴史のある温泉、公共温泉に絞ってご紹介します。

おすすめ温泉1 瀧乃湯

瀧乃湯は台湾に現存する最古の公共浴場で、1907年(明治40年)に日本人の手により建設されました。レトロな感じと地元の人が通うような庶民的な雰囲気が温泉ファンにはたまらない感じですが、日本の整備された温泉に慣れた方には少々抵抗があるかもしれません。こちらは室内のみですので、水着は不要です。

瀧乃湯の敷地内には「皇太子殿下御渡渉紀念碑」という石碑があります。大正12年に当時の皇太子(のちの昭和天皇)が台湾を視察した際に北投温泉に立ち寄った記念として建てられました。

地獄谷の青[石/黄]泉の源泉から温泉を引いており、かけ流しでお湯が熱いので気をつけて。酸性が強めなので、肌の弱い方は早めに上がるようにしましょう。

<DATA>
■瀧乃湯
住所:台北市北投区光明路244號
アクセス:MRT新北投駅から徒歩約8分
TEL:(02) 2891-2236
営業時間:6:30~21:00
料金:大浴場90台湾元(約250円)、貸切風呂100台湾元(約280円)
泉質:青[石/黄]泉
温度:42度±2度

おすすめ温泉2 吟松閣

吟松閣は1934年に建てられた温泉宿で、北投で唯一、市定古蹟に認定されています。旅館は山の斜面に沿って建てられた日本式木造建築物です。黒い瓦が重なる平屋、昔ながらの門構え、鯉が泳ぐ池、石段など純和風の造りが魅力です。

室内は何度かリニューアルを重ねているため純和風というわけではありませんが、吟松閣の風格を損なわないように配慮されています。吟松閣の温泉は日帰り温泉がなく、宿泊客だけが利用可能。吟松閣に一泊して、のんびりとした休日を楽しむのもまた一興かも?

<DATA>
■吟松閣
住所:台北市北投区幽雅路21号1-2階
アクセス:MRT新北投駅からタクシーで約5分
TEL:(02)2891-2063
泉質:酸性硫黄泉
温度:40度±2度
※温泉は宿泊客のみ利用可能

おすすめ温泉3 北投温泉親水公園

公共の温泉浴場です。屋外ですので水着を着用します。料金は大人40台湾元(約100円)、子供や学生、65歳以上のかたは20台湾元(約50円)です。更衣室がありますが、シャワー室と兼用です。コインロッカーがあります。タオルを持参しましょう。

入浴時間帯は6つの時間帯にに分かれています。5:30~7:30、8:00~10:00、10:30~13:00、13:30~16:00、16:30~19:00、19:30~22:00です。

<DATA>
■北投温泉親水公園
住所:台北市北投区中山路2號
アクセス:MRT新北投駅から徒歩約6分
TEL: (02)2897-2260
営業時間:5:30~22:00

おすすめ観光1 新北投温泉博物館

all about taipei

温泉博物館は靴を脱いで上がります

新北投温泉博物館は昔の温泉浴場をそのまま使っているため、中の掲示物よりもその建物自体が展示物。一時は廃墟と化したのですが、地元の子供と教師の熱意が市政を動かし、見事に復元されました。今では第三級古跡に指定されています。

社交の場でもあった温泉の様子は日本に古くからある温泉とは違い、赤レンガの建物に黒い瓦、石の円柱と畳敷きの大広間など、和の要素を含みつつもどことなく西洋風。一見の価値ありです。

<DATA>
新北投温泉博物館
住所:台北市北投区中山路2號
アクセス:MRT新北投駅より徒歩約6分
TEL:(02)2893-9981
定休日:月曜、祝日
入館料:無料

おすすめ観光2 地熱谷

日本でいうところの地獄谷と同じです。ぼこぼこと温泉が噴き出し湯気が上がる様子を見られます。地熱谷の温泉温度は約80℃~100℃の間で、塩酸酸性泉に属し、水質は酸性度が非常に高く腐食性もある青鉱泉です。

<DATA>
■地熱谷
住所:台北市北投区温泉路
アクセス:MRT新北投駅から徒歩約15分
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日

更新日:2012年03月28日

あわせて読みたい

    この記事を読んで良かったですか?

    良かった

    1

    この記事を共有する