ユーロ円のこれまでをまず確認
ユーロ円相場は9月12日1ユーロ103円台を付け、2001年以来10年ぶりの安値水準です。まずは、十数年前はどのくらいの水準まで円高ユーロ安が進んでいたのかをチャートで見てみましょう。長い期間のチャートを見る場合には、1ヵ月毎にローソク足が表示される月足チャートを利用します。
ユーロ円のチャート。Infoseekマネーより。拡大画像あり
チャートを見ると、ユーロ安が最も進んだのは2000年10月で1ユーロ88円台、ユーロ高は2008年7月の1ユーロ169円台であることがわかります。丸印をつけました。
ユーロの現金が登場したのは2002年1月ですから、仮想通貨の時に安値をつけていたことになります。ユーロは当時、米ドルに次ぐ機軸通貨として期待されていたわけですが、現在はギリシャの債務問題等によって、その存在が脅かされていると言っても過言ではありません。
一目均衡表で変化を予測する
2008年4月以降のユーロ円の動きを表した一目均衡表というチャートを見てみましょう。
ユーロ円のチャート。Infoseekマネーより。拡大画像あり
チャートの真ん中辺りに網がかかっている部分があります。この網部分を「雲」と言います。そして、雲を囲っている緑と赤の線がありますが、この2つの線の上下がねじれてクロスしている所があります。このねじれを「変化日」と言います。
変化日は文字通り、変化する確率が高い日と考えることができます。変化には、天井や底だけでなく、安値や高値に突き進む日等も挙げられます。
変化日に変化したかを検証
先程のチャートに、変化日に丸印を、そして、1から5まで数字をつけました。
ユーロ円のチャート。Infoseekマネーより。拡大画像あり
そして、変化日に近い所で、株価が底もしくは天井となっているローソク足にも丸印を付けました。正確ではないですが1から4までは、変化日辺りが相場の天底になっていることがわかりますね。
先行きの予測もできる
一目均衡表チャートの素晴らしさは、5番の変化日にあります。通常は為替の先行きを予測できないわけですが、その先行きの予測に使えるチャートなのです。
5の変化日に、必ず変化が訪れるかはわかりません。しかし、仮に変化すると考えるのであれば、ユーロ円の動きに変化が生ずる日はもう少し先かもしれないと考えることができます。
変化日だからと言って、相場に必ず変化が訪れるわけではありません。しかし、知っておいて損をすることはありません。
ユーロ円相場の動きは株式市場にも影響を及ぼしますので、しばらくはユーロ円の動向から目が離せない日々が続くかもしれませんね。