欧州中央銀行(ECB)によるドイツ出身の専任理事辞任の発表に加え、ギリシャのデフォルト(債務不履行)に対する懸念が拡大する等、欧州の信用不安が拡大しています。
ユーロ円相場では2011年9月12日、ユーロが急落し、先週末にニューヨーク市場で付けた安値を更新。2001年以降10年ぶりに、一時1ユーロ=103円台まで円高ユーロ安が進行しています。
背景には、世界景気の減速が影響を及ぼし、ユーロ圏の景気が悪化するのではないか、さらには、依然続くギリシャの債務危機問題の状況をより悪化させる恐れもあるのではないかという懸念があるからでしょう。
ユーロ円のチャート。Infoseekマネーより。拡大画像あり
ユーロ円の動きが企業業績に影響を及ぼす
ドル安はもちろんのこと、ユーロ安は日本企業の業績に影響を及ぼします。たとえば、日本を代表する企業の一つであるソニー(6758)は、1円円高ユーロ安になると営業利益が数十億円規模で減益になるとも言われています。
ユーロ円相場の影響等もあってか、ソニー(6758)の株価は、年初来安値を更新する日々が続いています。
ソニーのチャート。Infoseekマネーより。拡大画像あり
海外展開を図る多くの企業の業績に影響を及ぼすユーロ円相場の動きは、株式相場の動向にも影響を与えます。さらには、ユーロを投資先に組入れている世界分散型ファンド等の損益にも影響を及ぼします。
ユーロ円相場がいつ底を打つ可能性があるのか気になる投資家も多いことでしょう。いつ底を打つ可能性があるのかを、
次のページで考えてみます。