時短生活/片付けを時短するコツ

水際作戦と吹きだまり撤去で、片付く家を作れ!

片付けてもすぐ散らかしてしまう、物を捨てられない。自分はきちんとしたいと思っているのに、パートナーがこのタイプだと、ついイライラしてしまいがち。タイプの違う二人でも、気持ちよく暮らすためには「システム設計」と「テリトリー意識」の改善が必要なんです。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

片付けるのではなく、散らかさない仕組みを

片付かない

なぜ片付けない? こんな風景を見るたびに、いらっとしてしまう気持ち、わかります! でも、人はなかなか簡単には変わらないものなんですよね。

片付けられない、捨てられないというパートナーや子どもがいると、つい「片付けさせよう」「捨てさせよう」と思いがち。でも、物に対する意識は、個人で大きな差があります。捨てられないタイプの人に、いくら物を捨てさせようとしても、なかなかうまくいかないばかりか、無理をすると時にはいさかいになってしまうことも。

パートナーが片付けないことでイライラ感を募らせてしまう人は、次の言葉を心に刻みましょう。

人は短期間で簡単に変わることはできません。まして、あなたが誰かを簡単に変えることもできません。

大事なのは、散らからないシステム設計をすること。後払い方式で片付けるのではなく、先払い方式で散らかさないことが大事なのです。


一番困っていることから小さく取り組もう

小さく解決

置きっぱなしになるから、しわになる。重なってしまうから捜し物の時間が増える。一番困っていることにフォーカスして、その場所に小さく着手しましょう。

「散らかす家族とつきあうルール」でも書きましたが、大事なのは「散らかって本当に困っているのか」というところを明確にしておくことです。片付けが苦手な人は、散らかっている状態にストレスを感じにくいため、「散らかさない」ことを急に求められても、その必要性の実感を得にくいもの。実感がないことをいくら繰り返し言われても、なかなか定着はしません。一度に全部に取り組まず、本当に困っていることを一つか二つ取り上げて、小さく解決していくことが大事です。

たとえば、鍵をどこに置いたかすぐわからなくなってしまう、服を置きっぱなしにしてしわだらけにしてしまうなど、日常生活に支障が出ていることにフォーカスして、小さく着手しましょう。片付けられなくてはダメ、散らかっているのはダメといった固定観念を一度取り払って、「困っていることを小さく解決しよう」と持ちかけてみることが大事です。

次は、具体的に、パートナーが散らかさない仕組みをどう作ればよいのかを考えてみましょう >>

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