ジョギング・マラソン/ジョギング・マラソン最新コラム

速くなければ出場できない憧れの国内マラソン9大会

エリートランナーを対象にしていた大会が、制限時間を緩め定員を増やして市民マラソン型に模様替えする例が相次ぎ、多少の変貌があるとはいえ記録と勝負にこだわる大会の数が稀少になりつつあります。今回はそんな出場が厳しい大会の紹介です。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

サブスリーを目指す制限時間4時間大会

どうせ数時間の道路封鎖を伸ばすだけで数千人~1万人のランナーを走らせることができるのですから、どのマラソン大会も市民マラソン型になってほしいとは思う一方で、仮装ランナーなしのひたすら記録を目指す真剣なレースが展開される大会も消えて欲しくはないというのが本心です。

特に制限時間4時間の大会は、サブスリーを目標に精進している市民ランナーには恰好の大会です。大会はすべて公認コースを走る公認大会なので、もちろん記録は公認記録となります。定員が少ないのでスタートロスが少ないですし、同程度のレベルの参加者が多いので引っ張ってもらえるという利点もあります(間違えるとオーバーペースになりますが)。

サブスリーを達成したら制限時間3時間30分

サブスリーを達成したら、次ぎに出場したいのが制限時間3時間30分レベルの大会。ここでもまれて2時間50分、2時間40分という次の目標に向かうというのがオーソドックスな道程でしょう。

そして記録のレベルが上がると、選手に対する待遇もよくなってきます。東京マラソンは別格にして賞金が出るレースもありますし、上位入賞者の海外レース派遣もインセンティブになります。スペシャルドリンクが置けたり、さらに入賞レベルになると招待もされるようになります。更衣室ではなく控え室が用意されるようになってくるわけです。

資格を満たせば必ず出られる

マラソン大会としては、参加料も最近の傾向からすると低廉で、申し込み期限内に定員に達するということもまずありません(定員なしという大会も少なからずあります)。のんびりマイペースの完走もいいのですが、エリートレースにはそれなりの羨ましくなるような特典がランナーを魅了してやまないのです。

※参加資格の公認記録は、フルマラソンの公認記録だけでなく、30km、ハーフ、10kmについても設けている大会がありますが、マラソンの記録だけを記載しました。
※大会要項は変更されることがあります。正確な情報は必ず大会本部に問い合わせるか大会公式ホームページでお確かめ下さい

>>次ページから憧れの9マラソン大会を紹介!

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