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共働き夫婦、保育園と幼稚園、どう選ぶ?

子どもの教育について考える、というと中学以降の進学コースの選び方やかかる費用、その準備の仕方について考えることが多いです。一方、幼児期はというと、10代後半よりは教育費がかかりませんが、初期教育に対する考え方や親御さんの時間のやりくりが、悩みどころではないでしょうか。今回は、幼稚園と保育園の違いや選び方について、解説します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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幼稚園と保育園、どう違うの?

子どもの教育について考える、というと中学以降の進学コースの選び方やかかる費用、その準備の仕方について考えることが多いです。一方、幼児期はというと、10代後半よりは教育費がかかりませんが、初期教育に対する考え方や親御さんの時間のやりくりが、悩みどころではないでしょうか。今回は、幼稚園と保育園の違いや選び方について、解説します!

【記事のINDEX】
幼稚園と保育園の違い(幼稚園編)……1P目
幼稚園と保育園の違い(保育園編)……2P目
保育園・幼稚園を選ぶ際に重視する点……3P目

幼稚園と保育園の違い

共働きをしながら幼い子どもを育てる、というと、保育園に預けるイメージがありますが、最近は幼稚園でも夕方頃まで預かってくれるところが増えてきました。妻の働き方によっては、利用も可能、というのは心強いですね。幼稚園と保育園、似ているようですが、いくつ異なる点がありますので、違いについて見てみましょう。

■幼稚園
●目的:
文部科学省の管轄で、学校教育法に基づく学校の1つです(そういえば、幼稚園教諭、という言い方をしますね)。「学校教育法 第二十二条」に、『幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする』とありますが、基本的な生活習慣や社会生活のルールなどを学ぶ以外にも、生命自然に対する理解を深めたり、絵本や童話等に親しんだり、音楽や身体表現、造形等に親しみながら豊かな感性と表現力を養ったりなど、さまざまなカリキュラムが組まれています。入園できるのは満3歳からで、期間は1年から3年を選ぶことができます。

●費用:
入園時にかかる入園料(施設費が、別途かかるところもある)、月額保育料、その他制服や行事費用などがかかります。地域によって、差がありますが、文部科学省の調査によると、全国平均で公立が年間約15万円、私立で年間約40万円となっています。ただし、都心の幼稚園のHPを調べてみると、全国平均よりも高めになっていましたので、都心部にお住まいの方は、ご注意ください。

図表1

幼稚園にかかる費用


●教育時間:
幼稚園教育要領によると、標準で4時間となっています。確かに幼稚園というと、午後2時頃に児童みんなが帰宅する、というイメージがありました。けれども、最近は仕事をもつ保護者も増えたため、下の例のように、夕方まで延長保育をしてくれる幼稚園が増えています。
図表2

幼稚園の1日の流れ(例)

幼稚園によって対応はさまざまですが、夕方頃まで預けられると随分助かります。時短勤務やパート勤務、在宅勤務の方などは、幼稚園を選択する、という方法もアリですね。

>>幼稚園と保育園の違い(保育園編)
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