住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

失敗に学ぶ家事ラク間取り

家事スペースの考え方は家族形態や家族構成によって違います。その家族にとっては失敗であっても実は他の家族にはとても参考になることもあります。失敗例から自分達家族にあった家事スペースの形態を探っていきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

失敗例にはたくさんのヒント 

間取りを考えていく際、今や奥様の意見無しではまとまりません。ご主人1人で打合せをする風景はあまりなく、ご夫婦で打合せをする人がほとんどです。特に家事スペースとなれば奥様主導で決めていきます。家事スペースの考え方は家族形態や家族構成によって違います。その家族にとっては失敗であっても実は他の家族にはとても参考になることもあります。失敗例にはさまざまなヒントが隠されているのです。


ココで失敗?しました -リビング・キッチン編-

<リビングでの失敗例>
1.収納スペースをつくらなかったのでソファ周辺に物があふれて落ち着かない
2.ダイニングセットとソファの間に人が通れるスペースがない
3.大きな窓がお隣りの玄関の位置と重なり開閉に気を使う
4.パソコンの位置をあまり考えておらず、プリンター等の機器が邪魔
5.1階のLDKを間仕切りのない大空間にしたら冷暖房費が意外とかかるため、1人の時は我慢している

<キッチンでの失敗例>
作業スペースのとれたキッチン

作業スペースのとれたキッチン

1.6畳キッチンは広すぎて料理中に歩く距離が長く、調理の効率が悪い
2.冷蔵庫がガス台の目の前で油が跳ねて冷蔵庫の扉が汚れてしまう
3.生ゴミ置き場を考えていなかった
4.コンパクトなコの字型キッチン。家族が手伝ってくれるけど狭くて結局1人で調理
5.コーヒーメーカーなどを置くスペースとコンセントがなかった。今後調理家電が増えることも考えておくべきだった。


リビング・キッチンだけでもさまざまです。
次は水まわり・玄関まわりいってみましょう!!


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