北京/北京の観光・世界遺産

毛主席紀念堂/北京

毛沢東の遺体が公開されている毛主席紀念堂。開館時間が短いうえ、建国の父をひと目見ようと中国全土から人々が押し寄せてくるため、いつも長蛇の列ができています。しかも荷物持込制限など注意点が少なくありません。ここではそんな注意点を含めたお役立ち情報をもれなく紹介します!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

中国建国の父・毛沢東が眠る廟、毛主席紀念堂

毛沢東記念堂

天安門見学のメインの一つである毛主席紀念堂

毛主席紀念堂は毛沢東の遺体が公開されていることで知られる廟。開館時間が短いうえに、中国建国の父をひと目見ようと中国全土から人々が押し寄せてくるため、いつも長蛇の列ができています。しかも荷物持込制限など注意点が少なくありません。ここではそんな注意点を含めたお役立ち情報をもれなく紹介します!

毛主席紀念堂とは?
東京ドームより巨大なゴージャスな廟

毛沢東記念堂

公開時は紀念堂の周囲が人で溢れかえっている

毛沢東(1893年12月26日~1976年9月9日)が逝去した翌年、1977年5月24日に落成した毛沢東を祀る廟、逝去一周年の9月9日には国内外の賓客を招いて毛沢東の遺体を公開しました。敷地面積は57,000平方メートルと東京ドームより大きく、建物は御影石や大理石など高級石材で作られています。

見学の注意点
並ぶ時間はたっぷり考慮して!パスポート必須、カメラ厳禁

毛沢東祈念堂

紀念館の南側まで長い列が…… 1時間以上並ぶこともあるので心の準備を!

一年を通じていつでも長い列となっています。見学には必ず身分証(外国人はパスポート)が必須。不携帯の場合はどんなにお願いしても入館させてもらえないので要注意です。

残念なことにカメラ(携帯電話など撮影機器すべて厳禁!)を含む手荷物の持込は不可。持ち込みが禁止されているものは下記の通り。有料の荷物預け所があるのでそこを利用しましょう。預け所で預けずにこっそり携帯していて、ボディーチェック、金属探知機などで持ち込み不可のカメラなどを発見された場合、もう一度並びなおし……ということになるので「どうにかしてカメラを」などという気は起こさないようにしましょう。

持ち込みが禁止されているもの
爆薬、可燃物、刃物などの危険物と、カバン、カメラ、ビデオ、水筒、飲料水などを含むすべての手荷物

見学の順序

毛沢東記念堂

建物北側から入館していく人々。ここからは係員の指示に従って行動

毛沢東記念堂

南側から出てくる人々。並ぶ時間に比較して見学はあっという間に終了

長時間並んだ後、紀念堂に入る前に菊の花が売られていて、毛沢東に献花したい人はここで購入。入館は北口から。最初に見学するのは北大庁(ロビー)で、ここには大理石の毛沢東座像があります。その次がメインの瞻仰庁で、兵士に守られた毛沢東の遺体が安置されている水晶の棺があります。最後の南大庁の大理石の壁には毛沢東の詞「満江紅 和郭沫若同志(満江紅 郭沫若同志に和す)」が金文字で彫られています。

館内は立ち止まらずに人の流れに沿ってどんどん歩いていかなければなりません。すべての人が「毛沢東の棺をもっとじっくり見たい!」と思うのですが立ち止まることは許されておらず、歩みが遅くなっただけで警備員に厳重注意されるので気をつけてください。

<DATA>
毛主席紀念堂
TEL:010-6511-7722、6512-0909
入場:火~日曜日8:00~12:00
9月9日(毛沢東生誕日)と12月26日(毛沢東命日)は開放時間が8時~11時半、14時~16時となる
※法定休日や特別な行事が入る場合は閉館。事前にHPでチェックしたり、電話で問い合わせるのがベスト
料金:無料
注意:パスポート必須。カメラを含む手荷物の一切が持ち込み禁止。有料の荷物預かり所有
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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