つい先日、50歳の素敵なおじさまとお話させていただく機会があった。会話の中で私が「いい女になりたいんです」と言ったら、おじさまに叱られた。「いい女になりたいんじゃなくて、いい男と恋愛しなさい。そうすれば自然といい女になれるから。いい女になりたくて自分磨きなんて、やめたほうがいい!」と。いい男性って? そして、そのいい男が教えてくれることって?
いい男との恋愛が、教えてくれること
冒頭で触れた「いい女になりたいんじゃなくて、いい男と恋愛しなさい」という、おじさまのアドバイスは、的確だった。いい男と恋愛するのは、楽しいことばかりじゃない。いい男には余裕があるし、モテるに決まっているんだから、自分の思い通りにいかないことのほうが多いと思う。でも、そこでひとつ、大切なことに気付かされた。それは、いい男と本気で恋愛したいのなら、いい男を上回るぐらいの女にならないと駄目だということ。
綺麗にメイクしたり、お洒落したり、そんなことじゃいい男の心は奪えない。私たちは女だから、時間やカラダなら簡単に奪える。だけど、心を根こそぎ奪うには、人間としての魅力がないと無理なんだと思った。彼といっしょにいる時間に、どんな言葉を言ったらいいとか、そういう小手先のテクニックではない。要は、存在から。
自分という存在を、愛して、楽しんで、彼がいない時間にも輝いていられる女性でいることが最も大切なんだと気付いた。自分が尊敬している彼にも、同じように尊敬されるようになるには、目の前にある仕事を一生懸命やって結果を出していくしか道はない。それをすることでしか、次のステージには進めないと思った。
今、振り返ってみると、彼に構ってもらえなかった時間があったからこそ良かったと思う。経験値もなにもかも、釣り合わなかったから良かった。彼の存在は、未熟な私を頑張らせてくれる起爆薬だった。グレーゾーンの恋愛だったけれど、彼の影響は大きかった。
だけどまだまだ、終わりがない。自分の価値ぐらい自分で決めたいもの。彼との恋愛さえも踏み台にして、本物のいい女になるんだ。悔しい想いは、そっと胸におさえて。飽くなき、ハングリー人生。
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