ホームページ作成/携帯・スマートフォンサイト作成入門

Android SDKをインストールしてエミュレータを準備(2ページ目)

Androidスマートフォンのエミュレータを使うためには、「Android SDK Tools」のインストールが必要です。そのためには、事前に「JDK」のインストールも必要です。「Android SDK Tools」を使うための準備から、セットアップ完了までの手順を、豊富な画面イメージと共に解説しています。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

導入:Android SDK Toolsをインストールする

JDKをインストールできたら、次はAndroid SDK Toolsをインストールしましょう。Android SDK Toolsをインストールすることで、スマートフォン(Android)エミュレータが使えるようになります。

なお、Android用アプリを作るための開発環境「ADT (Android Developer Tools)」を丸ごと含んだパッケージも配布されていますが、エミュレータを使ってブラウザを動作させるだけなら、そこまで大がかりなツールは不要です。ここでは、できるだけダウンロード量を少なく抑える方法をご紹介致します。

Android SDK Toolsのみをダウンロードする

Android SDKダウンロードページ (※大きなダウンロードボタンはクリックしない)

Android SDKダウンロードページ (※大きなダウンロードボタンはクリックしない)

Android SDK Toolsは、Android Developersサイト内にある「Android SDK」ページからダウンロードできます。

このページの上部には、右図のように大きなダウンロードボタンがありますが、これはクリックしません。これをクリックすると、統合開発環境(Eclipse)を丸ごと含む大きなファイルをダウンロードすることになってしまいます。ここではエミュレータさえ入手できれば良いので、このボタンはクリックせずに、以下のように操作して下さい。

統合開発環境を含まない、SDKだけをダウンロードする

統合開発環境を含まない、SDKだけをダウンロードする

このページを下へスクロールすると、「DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMS」と書かれたリンクがあります(右図の上側)。そこをクリックすると、様々な環境向けのファイルを選んでダウンロードできるファイル一覧が表示されます(右図の下側)。

この中で、「SDK Tools Only」と書かれた区画にあるファイルには、Android SDK Toolsだけが含まれており、統合開発環境等は含まれていません。その分、ファイルサイズは小さくなっています。こちら側をダウンロードしましょう。


 
Android SDKのみのセットアップファイル(Windows版)

Android SDKのみのセットアップファイル(Windows版)

Android SDK Toolsには、Windows版・MacOS版・Linux版があり、Windows版には「ZIP形式で圧縮されただけ」と、「インストーラ付き」の2種類のファイルがあります。Windowsをお使いなら、ウィザード形式でインストールできる「インストーラ付き」の方(installer_r22.0.5-windows.exeファイル)をダウンロードすると良いでしょう。本稿執筆時点では89.1MBでした。

これ以降は、このWindows版を使ってセットアップする方法をご紹介致します。


 

Android SDK Toolsをインストールする

Android SDKをインストール開始

Android SDKをインストール開始

ダウンロードしたファイルを実行すると、右図のように「Android SDK Tools Setup」が起動します。「Next>」ボタンをクリックして先へ進んで下さい。


 
「Next」ボタンが押せない状態

「Next」ボタンが押せない状態

ここで、右図のように「Java SE Development Kit (JDK) not found.」と表示された場合は、JDKのインストールができていないということです。本記事の前ページに記載した手順に沿ってJDKをインストールして下さい。

JDKをインストールしたのに、not foundと出る場合
JDKをインストール済みなのにJDKが認識されず、「Next>」ボタンが押せない場合があります。その場合は、一度「<Back」ボタンをクリックして前の画面に戻り、再度「Next>」ボタンをクリックしてみて下さい。すると、うまくいくことがあるようです。

JDKの存在が確認できた状態

JDKの存在が確認できた状態

右図のように表示されれば、JDKが認識できたということです。「Next>」ボタンをクリックして次に進んで下さい。


 
使用ユーザの選択

使用ユーザの選択

次に、どのユーザ向けにインストールするかを選択します。自分だけが使う場合は、下側の「Install just for me」を選択して下さい。自分以外も使う場合は、上側の「Install for anyone using this computer」を選択します。


 
インストール先の設定

インストール先の設定

インストール先を指定します。140.5MB以上の空き容量が必要です。インストール先を変更したい場合は「Browse...」をクリックします。

※Android SDK Toolsをインストールした後にも、ファイルをたくさんダウンロードする可能性があります。空き容量に十分な余裕のあるドライブを選択することをお勧め致します。


 
スタートメニューへの登録名

スタートメニューへの登録名

次に、スタートメニューにどのような名称で登録するかを指定します。標準のまま「Android SDK Tools」で良いでしょう。

スタートメニューに登録したくない場合は、左下の「Do not create shortcuts」にチェックを入れておきます。


 
Android SDKインストール完了

Android SDKインストール完了

「Install」ボタンをクリックすると、インストールが始まります。

右図のように、「Setup was completed successfully」と表示されれば完了ですので、「Next>」ボタンをクリックして下さい。


 
チェックを入れてFinishをクリック

チェックを入れてFinishをクリック

「Start SDK Manager」にチェックを入れた状態で「Finish」ボタンを押せば、セットアップが終了し、Android SDK Managerが起動します。起動したくなければ、チェックを外しておきます。

※Androidエミュレータを使うには、Android SDK Managerを起動して、まだいくつかのファイルをダウンロードする必要があります。


 
スタートメニューに登録された例

スタートメニューに登録された例

この時点で、Android SDK Toolsがスタートメニューに登録されます。右図は、Windows7での表示例です。

「Android SDK Tools」項目の中にある「SDK Manager」をクリックすると、エミュレートするシステムなどを管理する「Android SDK Manager」が起動します。


 
それでは、Android SDK Managerを起動してみましょう
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