恋愛/アラサー女子向け恋愛コラム

恋に恋するあなたの不幸グセ

『ルールズ』や各種恋愛マニュアルで提示されてきた恋愛セオリーは本物? また、「こういう男にこうしたら、こうなる」と過去の自分の恋愛事例からパターンを決めつけて、がんじがらめになってしまうと、可能性に満ちた恋愛の芽をつんでしまうことも。

執筆者:All About 編集部

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ある雑誌の座談会で出会った女性が忘れられない。年の頃は、30前後。職業は、某有名企業の受付嬢。年齢を微塵も感じさせないほど、細身で可愛らしくて、甘ったるい話し方をする人だった。

彼女は、自分の恋愛には良くないパターンがあるのだという。それは、いつも結婚できない男を好きになってしまうということ。結婚どころか、いわゆる真剣交際にもいたらない。

中途半端な関係、だけど自分好みの男

恋に恋する

恋の条件に踊らされて、まったく見えてない彼の気持ち!

たとえば、話を聞いた当時、彼女がハマっていた男とは、“中途半端な関係”だった。週に2回会っているし、週末にいたっては半同棲状態とも言えるのに、どうしても正式に付き合ってはくれないのだという。傍目には恋人となんら代わりのない関係なのに、彼女が「ねぇ、付き合っているんだよね?」と甘えると、「付き合ってはいない」とサラリと返されてしまうのだという。

その後、何度、告白してみても、「今は誰とも付き合う気がないんだけど……」とOKしない。どう甘く見積もっても、その男は身勝手すぎるし、舐められている! でも、彼のルックスもスペックも自分のタイプだから手放せない。

ここまで話を聞いただけでも、まったく、健全な恋愛ではない――。いくら想像してみても、何で好きなのかいっこうに分からないのだけれど――。

そんな不健全な関係を続けているうちに、なんと、その彼には別な恋人ができた。しかも、それを彼に宣言された。もちろん、問い詰め、責めたが、あっさりと開き直られた。最初は二度と会わないと心に決めたものの今も忘れられずに、自分から電話をして、時々、会って以前のような名前のつけられない関係を続けているのだと言う。

「彼のことがそれだけ好きなんです」と彼女は言った。その時は、そうなのか、可哀そうだなと同情したものの、本当にそうなの? 「ダメンズ好きなんだな」と片づければ、それで終わりなんだけど、でも、何だか腑に落ちない。
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