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地震保険は一括払いでお得

地震保険の保険料をお得にするにはまとめて支払うことが有効です。地震保険料を長期一括払にした場合、どのくらい得になるのか、気をつけることは何かについてご案内します。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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地震保険の加入に際して、保険料負担が重く二の足を踏む人も多いでしょうが、補償を手厚くすることと保険料を安くすることは両立しません。

そこで少しでもお得に加入する方法を考えてみましょう。

地震保険は長期契約の一括払いがお得

地震保険は一括払でお得?

地震保険は一括払でお得?

地震保険の保険料を安くする最も簡単な方法は、保険料をまとめて支払うことです。例えば保険期間1年間の場合、月払にするよりも一括払にする方が得です。

また契約期間が長い方が割引率が大きくなり、お得になります。地震保険は最長5年間まで契約することができますが、1年間の契約を5回継続するよりも、5年分をまとめて長期契約してしまった方がお得というわけです。

なお地震保険は火災保険とセットで加入しなければいけません。地震保険は最長5年間までですが、火災保険は30年間などの長期契約も可能です。仮に火災保険の保険期間が30年間なら、地震保険は1年か5年の自動継続になり、火災保険の保険期間が5年以下の場合は、地震保険も同じ期間に合せるか、1年の自動継続になります。

それでは、次に長期契約にするとどのくらい得になるのか見てみましょう。

地震保険を長期契約にするとどれだけお得?

地震保険の保険料率は、1年間の保険料率に所定の長期係数を乗じて計算します。地震保険の具体的な長期係数は以下のようになります。
  • 保険期間2年:1.90
  • 保険期間3年:2.75
  • 保険期間4年:3.60
  • 保険期間5年:4.45
例えば保険期間5年の場合の地震保険の長期係数は4.45です。1年間の保険契約を5年続ければ、5年間で1年契約の5倍になりますから結構違いますね。また年数が長くなるごとに割引率が大きくなっているのが分かると思います。

地震保険を一括払い(長期契約/長期契約&一括払い)する場合のポイント

これから地震保険の加入を考えている人は長期契約も視野に入れてみてください。地震保険は中途加入もすることができます。火災保険が長期契約になっている場合ももちろん可能です。

まとめて保険料の支払いをするため一時的な負担が大きくなりますからこの点は家計の状況と相談して決めてください。長期契約にすると保険の内容について忘れてしまったり気にしなくなる欠点もありますからこの点にも留意しましょう。

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