ベビーカー/ベビーカー口コミレビュー

Peg-Perego(ペグ・ペレーゴ)のSi

2010年あたりから、白金や広尾、代官山などでよく見かけるようになった「ペグ・ペレーゴ」から、一番人気の高い「Si」を試乗してみました。独特の大型四輪タイヤは、どんな乗り味と押し心地なのでしょうか?

遠藤 まさ子

執筆者:遠藤 まさ子

子育てグッズガイド

大注目ブランドPeg-Perego(ペグ・ペレーゴ)のSi

写真のベージュの他、鮮やかなグリーンやオレンジなど全5色をラインナップ

写真のベージュの他、鮮やかなグリーンやオレンジなど全5色をラインナップ

今、感度の高いママたちから注目を浴びているベビーカーブランドが「Peg-Perego(ペグ・ペレーゴ)」。イタリアの老舗ブランドで、すっきりとしたフレームワークと上品な佇まいが特長です。中でもSiは、ペグ・ペレーゴらしいシングルタイヤを採用し、日本の環境下でも使い勝手のよいバランス力で人気の高いモデルです。2011年3月からは、折りたたみ方法がより簡単になったタイプ2の予約販売が開始されています。今回はこの最新モデル、タイプ2に試乗させてもらいました。


前面からの衝撃も緩和する、高機能なサスペンション

外からは見えないが、前輪には前方からの衝撃を緩和する高性能のサスペンションを内蔵

外からは見えないが、前輪には前方からの衝撃を緩和する高性能サスペンションを内蔵

Siを使ってみてすぐ感じたのは、足まわりの性能の高さです。ほとんどのベビーカーでは、走行時の安定性を高めるために前後輪いずれか、もしくはすべてをダブルタイヤにしていることがほとんどです。しかしSiでは全てのタイヤが大型のシングルタイヤを採用。スッキリとした外観に寄与しています。シングルタイヤということで使用時に不安定さを感じるのではと思っていましたが、車体自体がやや重めのこともあり、フラつきや不安定さを感じることはありませんでした。むしろシングルタイヤであることで方向転換がスムーズになり、思ったとおりに進める操舵感が味わえます。

走行時にとくに感動したのは、振動吸収性と静音性の高さです。サスペンション内蔵とうたう商品は数多くありますが、その中でも1、2の性能を争うのではと思ったほど、サスペンション性能は高いです。アスファルトの路面を押していても不快なビリビリとした振動がハンドルまで伝わりづらいですし、カラカラとタイヤ周辺が鳴ることもありません。かなり荒れた路面(アスファルト)では若干の振動や走行音が出ますが、赤ちゃんが振動に悩まされるほどでは決してありません。これは、タイヤの素材がやや柔らかめであることも寄与しているように思います。

また、ホイールそのものが大きい(直径:前16cm、後18cm)ことによる踏破性の高さで、多少の段差は前輪を上げることなくスムーズに進めます。さらに特筆すべきは、この段差を越えるときの前方からの衝撃も緩和するようなサスペンション機構になっていること。段差を越えようとするときには、どうしても平坦路よりも力を入れて進むこととなり、ガクンと大きな衝撃がベビーカーに伝わります。前面からの衝撃をサスペンションが吸収することで、シートの上の赤ちゃんへはかなり柔らかな当たりとなるでしょう。生後1ヶ月からの使用を考えたとき、これは大きなメリットになるのではないでしょうか。エアタイヤタイプのベビーカーが欲しいけれども大きさが気になる、という方に強くおすすめできるモデルです。


ペグ・ペレーゴ Si タイプ2
カタログサイズ:W510×D870×H103~107.5mm
折りたたみ時サイズ:W330×D340×H995
重量:7.8kg(フロントガード、フットマフ、レインカバーは含まず)
対象年齢:生後1ヶ月~体重20kg
バスケット容量:耐荷重5kg
機能:着脱可能サンシェード、リクライニング角度100~150度、ハンドル高さ調節機能など
付属品:ドリンクホルダー、レインカバー、フットマフなど
カラー:ゼラニウム(レッド)、アプリコット(オレンジ)、ミルト(グリーン)、ファンタジーベージュ(ベージュ)、ネロ(ブラック)
価格:4万4800円
問い合わせ:カトージ

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