旬・季節の食事の食べ方・レシピ

更新日:2011年04月25日

疲労回復に役立つ成分が豊富!アスパラガス

畑で勢い良くのびるアスパラガスは、溢れる生命力を感じさせる野菜。野菜の中では比較的たんぱく質や糖質が多く、ビタミン類や、亜鉛、銅などのミネラルも豊富。アスパランギン酸や抗酸化成分なども含みます。近年注目のアスパラガスの栄養成分と調理のコツをご紹介します。


疲労回復や抗酸化作用のある成分に注目

アスパラガスは、野菜の中では比較的たんぱく質や糖質が多く、ビタミンB1、B2、葉酸、ビタミンK、亜鉛や銅等のミネラルも豊富。ビタミンCも少量ですが含みます。近年は、アスパランギン酸や抗酸化成分なども注目されています。

アスパラガスの茎から穂先部分には、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸が豊富に含まれています。このアスパラギン酸はアスパラガスから発見されたもので、エネルギーの代謝を活発にし、タンパク質の合成を促進し新陳代謝を高めるので、疲労回復や成長促進などを助けるといわれています。

また、穂先や若茎には抗酸化作用のあるルチンなどが多く含まれています。ルチンは毛細血管を丈夫にして高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防する作用があります。ルチンはビタミンCと一緒に働くとお互いの機能を増強し合って、抗酸化機能を高める作用も。グリーンアスパラガスは、ルチンとビタミンCの両方を含んでいるのも魅力と言えるでしょう。

茎の基部や根元に多く含まれているサポニンには、ガン細胞の増殖抑制作用や強心作用があるといわれています。ホワイトアスパラガスは日光にあてないように栽培するため、グリーンアスパラガスに比べると栄養素は全体的に少なめですが、サポニンについては、ホワイトアスパラガスの茎や根に多く含まれています。

グリーンアスパラガスの穂先が紫っぽいのは、表皮に抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれているからです。特に紫アスパラガスには、多く含まれています。(紫アスパラガスの色は、調理で加熱するとグリーンアスパラガスのようになってしまいます)

ルチンの含量は露地栽培かハウス栽培かにより、また収穫の規格によっても差があり、また総ポリフェノール含量は比較的差がないという報告があります。あくまで食品ですので、薬のような効果があるというような過大な期待はしないようにしましょう。

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南 恵子

NR(独立行政法人国立健康・栄養研究所認定 栄養情報担当者)、フードコーディネーター。食と健康アドバ…

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