高速道路の基本の「き」
大地震で被災した人に物資を運ぶためなのだろう。普段は近所でしかクルマを運転しないような人たちも高速道路を利用しているようだ。東北道のSAで取材してみたら、初めて高速道路に入った人もいました。当然ながら交通マナーを理解できていない様子。知識不足による事故も多発している。
以下、改めて高速道路の上手な走り方を。まず走行する車線。「100km/h出しているのだからオレより速いクルマは違反」とばかり追い越し車線をキープする人もいるけれど、これは違法行為。速度と関係なく追い越し車線のキープは禁止されてます。追い越し車線は「追い越しするために走る車線」。
これは道交法に定められており、走行車線を走らなければならない。後続車に追いつかれている状態で追い越し車線を走っていると反則切符を切られることもあるので注意したい。また、後続車が気の短い人だと車間距離を詰めてくる(当然ながらアオリ行為も違法)。こうなると余計なリスクを負う。
走行する速度は道交法で「50km/h以上」と定められているけれど、50km/hで走ろうものなら追突される危険性大。もしゆっくり走りたいなら、高いお金を出して高速道路など走らず、一般道にしたらいい。周囲の交通の迷惑にならない最低速度は80km/h。それ以下にならないように。