3月11日に発生致しました東北太平洋沖地震で被災された方には心よりお見舞い申し上げます。また亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。
大地震の影響で相次いで延期、中止に
東北地方太平洋沖地震は日本に甚大な被害をもたらしました。モータースポーツ業界も非常に大きな影響を受けており、東日本の被災したサーキットに限らず、西日本で開催されるレースも相次いで延期が発表されています。
現時点(3月23日時点)では今後のレース開催の行方は流動的ですが、今回の記事ではレース開催の中止、延期についての情報と、選手やチームによる被災地の支援活動についてもご紹介していきます。
全日本ロードレース開幕戦が中止
4月2日(土)、3日(日)に予定されていた2輪レースの「全日本ロードレース開幕戦」(筑波サーキット)は3月15日に中止が発表されました。茨城県下妻市に所在する筑波サーキットは震度5弱の地震に見舞われ、その後も余震が相次いでいることから、4月5日までの営業を休止しています。
同レースを主催する「財団法人日本オートスポーツセンター」からのリリースによると「東北地方太平洋沖地震の影響により、余震が続き、また、電力事情により一部の時間帯で停電する可能性やガソリン供給不足などから、レース運営への影響および来場者の安全確保等を考慮し、開催中止を決定。代替えに開催に関しては、今後の情勢を鑑み検討する」とのこと。
MotoGP日本GPは秋開催に延期
MotoGP日本グランプリ 【写真提供:MONILITYLAND】
4月22日~24日の日程で予定されていた2輪レースのロードレース世界選手権「MotoGP日本グランプリ」(ツインリンクもてぎ)も秋開催へと延期が決定されました。代替開催の日程は9月30日~10月2日。
ツインリンクもてぎが所在する栃木県茂木町は本震で震度5弱を記録。余震も続いており、4月中の営業を見合わせています。また、4月10日に同サーキットで開催予定だった4輪レースの「スーパー耐久シリーズ2011・もてぎスーパー耐久」の開催も延期を決定しました。(日程は未定)
さらに、5月14日、15日の日程で予定されていた「全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦」も延期が決定。コースや施設の被害状況は明らかにはなっていませんが、余震が続いている現状を考えても本格的な興行レース再開に向けては時間を要する可能性があります。
宮城県の2つのサーキットは?
地震の被害が最も大きかった東北地方の宮城県には2つの大きなサーキットが所在します。全日本ロードレースやSUPER GTなど人気レースも開催される「スポーツランド菅生」(柴田郡村田町)は3月中休業し、4月1日からの営業再開に向けて準備を進めているとのこと。同社ホームページにあるウェブカメラの映像(3月12日)を見ると、映像に映し出されているホームストレートとピットには被害は及んでいないように見えます。
スポーツランド菅生
また、仙台市青葉区にある「仙台ハイランドレースウェイ」は仙台市内でもかなり標高の高いところに所在しますが、レース管制塔などに被害が及んでいるとの報道もあり、現地のライフラインの復旧も含めて、営業再開には時間がかかりそうです。同社のホームページによると、営業再開の目処は立っていないとのこと(3月21日時点)。
東日本のサーキットの関係者の皆さんには重ねてお見舞い申し上げるとともに、1日も早く職員の皆さんの生活が落ち着き、サーキットの営業が再開できることを祈ります。