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セビリアの春祭り

スペイン三大祭りの一つ、南スペインセビージャ市の春祭り(フェリア・デ・アブリル)。街中がフラメンコ衣装の人々で溢れる最もスペインらしいお祭りです。なんと今年はゴールデンウィーク中に開催されます。

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

フラメンコの世界へ! セビリアの春祭り

春祭り

仮設遊園地もあるので、子供連れでも楽しめる

スペインといえばフラメンコ! フラメンコの舞台を見に行かなくても街中がフラメンコ衣装を着て、フラメンコの踊りの1つのセビジャーナスを踊り楽しむ人で溢れるお祭りが、セビリア市のフェリア・デ・アブリルという春祭りです。フラメンコ好きはもちろん、スペインらしい伝統行事を見てみたい人は一度は行っておきたいお祭り。

お祭りの開催時期はイースターの時期によって変わるので、毎年異なりますが、なんと2011年は5月3日から8日までと、ゴールデンウィーク中の開催! 今から予定を立ててもまだ遅くありません。セビリアは大都市なので半年くらい前までなら宿泊施設の選択肢も多いです。できるだけ早く予約をしましょう。もし宿泊先が満室ばかりの場合、国鉄RENFEでマドリッドから日帰りしてもいいかもしれません。

春祭りの楽しみ方

セビジャーナス

春祭りの期間中は、夜通し飲み踊りあかし眠らない人も多い

このお祭りは1850年から続き、セビリアの人が一年で最も楽しみにしている行事です。全部で1,000以上もの「カセタ」と呼ばれるテントが張られ、その中で食べて飲んで踊ってしゃべって朝晩過ごすのがメインイベント。カセタは主催者の招待がないと入れないものがほとんどですが、オラ!と元気に挨拶していれば、街の人と仲良くなってカセタに招待してもらえるかもしれません。もちろんカセタに入れなくても、入り口は開いているので中が覗けます。華やかなフラメンコ衣装が賑やかに舞う様子は、きっとみなさんが想像するスペインそのものでしょう。街中を馬車や馬に乗って、フラメンコ衣装で散歩するのもこのお祭りならではなので、そんな中に身をおけば、異国情緒が大満喫できるはず。フラメンコを習っている方は、フラメンコ衣装で参加されては?

毎年デザインされるお祭り会場の玄関門のイルミネーションも必見! 2011年は、人類が初めて世界一周を成し遂げてから500年経ったことを記念して大航海時代をモチーフにした門だそう。

また、この時期にセビリアのレアル・マエストランサ・デ・カバジェリア闘牛場で行われる闘牛は、闘牛界で筆頭に立つ闘牛士たちが登場します。フラメンコ衣装の人々に囲まれてお祭り気分で闘牛を見るのもなかなかオツなもの。この闘牛場には闘牛博物館も見学できる、スペイン語と英語のガイド付きツアーもある闘牛好きのメッカ。スペインで闘牛が一番楽しめる場所でしょう。

お祭りの中心は、インフィエルノ通り(Calle de Infierno)。仮設遊園地をはじめ、フラメンコショーなどの催しが約400も予定されています。さらに詳しい情報は、春祭り公式ページをご覧ください。

セビリアへのアクセス

花火

春祭りではアンダルシア地方名産のシェリー酒が存分に味わえる

バルセロナから南スペインのセビリアまでは遠いのでSpanairなど格安航空会社などの飛行機の移動がおすすめ。マドリッドからは国鉄RENFEで片道約2時間半約84ユーロで移動できるので大変便利です。バスはマドリッドからでも10時間以上かかるのでおすすめしません。

春祭りを楽しみにセビリアまでやって来たら、是非セビリア以外の南スペインも満喫したいもの。

南スペイン旅行の詳細はこちら>>>アンダルシア地方
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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