時短生活/片付けを時短するコツ

ファイリング3つの極意をプロに学ぶ!(2ページ目)

ビジネスの場面では、ファイリングの技術やデータ管理の重要性が取り上げられていますが、家庭の中でのノウハウはまだまだ進んでいないのでは。ならば、先進分野であるオフィスのファイリングのプロにお話を伺うことで、おうちの書類問題を解決するヒントがみつかるのでは? ということでKING JIMファイリング研究室の野原さんにお話を伺ってきました!

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

ファイリング極意2 戻す場所と捨てる時期を決める

ファイリング

オフィスファイリングの例。赤いラベルのファイルを出したら、赤の場所へ。戻す場所が一目瞭然でわかりやすいのがポイント

いらないものを捨てたらいるものだけが残ります。この「いるもの」の管理のために必要なのがファイリングなのだ、と野原さん。

「管理ができないのなら、捨てる。捨てたくないのなら、管理をする。どっちかです。捨てるのが不安だからと管理能力以上のものを持って、結局探せないのであれば持っていないことと同じです」

なるほど、もう目からうろこがボロボロ。えっと、では残ったものはどうやって管理していけばいいのでしょうか。
「戻す場所と捨てる時期を決めること。この2つです」

 

捨てる時期

戻す場所だけでなく、廃棄の時期をファイルそのものに最初に明記しておくのが大切。価値がなくなった書類は捨てる。そのためのガイドラインを決めておく

写真を見てください。これは、キングジムのオフィス用ファイルを使ったファイリングの例。色によって分類され、背表紙に廃棄の時期が明記されています。こうしてファイルそのものに戻す場所と捨てる時期を表示することで、誰もがわかりやすくなりますよね。

「やりやすくないと続かないし、みんながやってくれない。ルールを決めて、それをいかに楽にしてあげるか、がファイリグではとても大事なんです。ファイリングは仕事に付随してくるもので、目的ではありません。だから、なるべく楽にしてあげないと、メインの仕事が滞ってしまう。本来の業務の妨げにならない分量とやりやすさを考えることが、一番大事」

このあたり、ファイリングは片付けや家事とも根底で深くつながっているんだなあ、としみじみ痛感です。

とはいっても、ファイリングしなくちゃと思う段階で山積みになっている書類が山盛りのガイドとしては、いまひとつ不安が残ります。次は、そんなガイドでもなんとかなる、ファイリングの極意3を伺ってきました >>

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます