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現場発 金融ニュースHOTS

更新日:2011年02月24日

日経平均株価が今の1.2倍になる理由

前回の記事「日経平均はやっぱり13,500円へ。その理由を再確認」に引き続き、日経平均の話。どうやら、今の1.2倍になるらしい。詳しい内容をセゾン投信中野氏に聞く。

前回の記事「日経平均はやっぱり13,500円へ。その理由を再確認」では、相場のトレンドの変換があって、資金が債券から株式に流れているという話を伺った。今回はまた違った視点で、日経平均13,500円の理由を探る。お聞きするのはセゾン投信の中野晴啓氏。

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格下げでも日本国債は売り込まれない 

ガイド:ヨーロッパについてはどう見ていますか?相変わらずヨーロッパの財政問題が騒がれていますが、それを言う前に日本の債務の方がずっと問題だと思うのですが。

中野氏:だから、スペイン国債よりも日本国債の方が格下になってしまいましたよね。でも、スペイン国債の方が売り込まれているんです。日本の国債はスペインよりも下ですけど、売りこまれていません。これは、格付け機関が格下げをしても誰も問題視していないことを意味していると思います。

ガイド:私としては、もっと売り込まれて金利も上がるのかなと思ったんですよね。

中野氏:金利は上がっていますけど、格下げというよりは、株式市場にお金が流れているからだと思います。それは日本だけの話ではなくて、アメリカも同じですね。金利がじわじわ上がってきています。
そもそも、格付け機関の格付けは数字がベースになっています。だから、それだけ見たら格下げになるのは当然ですよね。でも、日本に関していえば、日本政府がお金を調達するコストがあまりにも低いんですよ。長期10年金利でも1.3%ですから、これだけ低い国は他にありません。つまり、極めて安いコストで国債を発行できてしまう構造が日本にはあるということで、借金比率だけでは計れない潜在的国力が在ると市場はみているわけです。

政府資産の価値はいかほどか? 

ガイド:一方で、個人の金融資産である1400兆円が担保になっているという考えもありますよね。

中野氏:それもありますが、なんだかんだいって、まだ増税していないことがけっこうポイントかなと思います。消費税だって20%に上げれば巨額の資金調達ができてしまいますからね。それに、日本は世界最大の債権国なのです。海外直接投資の残高も260兆円くらいある。つまり。20世紀に蓄積してきたとてつもない財産があって、海外に投資されているということです。そういう財産は日本の強みの1つだと思いますね。

ガイド:案外財産を持っているんですね?

国会議事堂の価値はいかほどか・・・

国会議事堂の価値はいかほどか・・・

中野氏:それに、日本の政府資産はとても価値があります。たとえば国会議事堂だって、あんな一等地にあるのだから価値はありますよ。だから、国会議事堂を売却して高級ホテルを作ることだってできる。特殊法人の会社だって、民間に売却したら相当な金額になります。全部合わせれば数百兆規模ですよね。しかも公務員のリストラにもなるし、天下りをなくすこともできるから、それだけですごくコスト削減になります。だから、日本政府は資産を持っているんですよ。資産と負債、つまり国のバランスシートという発想で財政を見ることも大切ですね。

ガイド:それを踏まえると、日本は大丈夫なのでしょうか?

中野氏:何もしない状態であれば、、やがて国債を発行できない状況に陥るときがくるでしょうが、そうなってはじめて日本は本気になるのかもしれませんね。今は国債も発行できてしまうし、国家の財産にも手をつけていない、公務員のリストラもしなければ、給料もさほど下げていない状態です。それで「日本は問題だ」というのは、家計を見直さないで赤字だと言っている家庭と同じなのですよ。

ガイド:国の借金が1,000兆円になりそうですね。

中野氏:とにかくこれ以上借金を増やさないような仕組みを作らないといけないと思います。国債が発行できないようになってはじめてできることだと思います。でも世界で一番安いコストで調達できてしまうから、どんどん赤字が膨らむ。すごく矛盾しているんです。
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川崎 さちえ

若くしてセミリタイア生活を送るガイド自身の体験から生み出した投資法を紹介します!

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