更新日:2011年01月26日

通貨ペアの性格~その他の通貨~

編集部 マネー 写真

「通貨ペアの性格」1~11で紹介している以外にも、FXで売買できる通貨ペアは数多くあります。どんな通貨ペアがトレードされているのか、紹介しましょう。

ニュージーランドドル、南アフリカランド、香港ドル

●ニュージーランドドル/円
地理的にもオーストラリアと密接な経済関係があるので、ニュージーランドドル/円の動きはオーストラリアドル/円と似た動きを示すことが多いのが特徴です。流動性が低いため、ちょっとしたことが原因で相場が乱高下することがあります。
また、ニュージーランドは先進国の中で、オーストラリアに次いで金利が比較的高めなので、スワップポイント狙いの投資家には人気があります。ニュージーランドドルを好んで取引しているのは日本人が多く、日本人投資家が魅力を感じなくなると、急落する恐れも生じます。
酪農や畜産など農業が盛んで、木材、アルミなどの生産が豊かなため、資源関連の通貨としての性格もあります。穀物相場に連動するなど、CRB指数(世界的に注目されている商品先物指数)といった商品指数との連動性が高いといった特徴もあります。

●南アフリカランド/円
高金利通貨であることから人気がある通貨です。ただ、2008年に12%だった政策金利が、2010年には5%台に落ち着いたこともあって、スワップポイント狙いの投資対象としての魅力は、以前より薄れてきています。
国内の政権不安や社会不安が大きく、経常赤字も大きいことから、潜在的な下落要因を数多く抱えています。値動きは荒く、数十%という大きな幅の変動があるので、注意が必要です。
南アフリカランド/円は、南アフリカランド/米ドルと同様の動きを見せることが多いのですが、騰落率は対円相場の方が大きくなります。
また、アジアや中南米などの新興国市場の通貨が売られる時に、影響を受けることがあります。
鉱業資源が豊富で、特に金は世界の産出量の半分を占めている資源国なので、商品相場の影響を大きく受けます。

●香港ドル/円
香港市場に上場している中国株は香港ドルで売買されるので、中国株の取引が活発になれば海外の投資家の投資需要が増加して、中国株式相場の上昇に応じて香港ドルが上昇するケースが見られます。
ただし、香港ドル投機に対しては、当局が金利操作や為替介入で対応して安定化を図るため、比較的安定した推移を続けています。
米ドルに対するペッグ制を採用していることにより、1米ドル=7.75 ~7.85香港ドルの間で推移しているので、香港ドル/円は、米ドル/円と同じ動きをする傾向があります。そのため、米ドル/円を買いから、香港ドル/円を売りから取引するような、リスクヘッジとしてのトレードも考えられます。

ノルウェークローネ、スウェーデンクローナ、ポーランドズロチの特徴は次ページで!
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