カナダ/プリンスエドワード島

プリンスエドワード島で赤毛のアンの舞台を巡る

プリンスエドワード島と言えば、赤毛のアンの島と呼ばれるほど。世界中で愛される不朽の名作のモデルとなった、この島のゆかりの地を訪れる観光は定番中の定番。観光で訪れるスポットを詳しくガイドします!

執筆者:下村 猛

プリンスエドワード島、赤毛のアンの舞台を巡る旅

本当に赤毛のアンが飛び出してきそうな風景ばかり (C) Tourism Prince Edward Island

本当に赤毛のアンが飛び出してきそうな風景ばかり (C) Tourism Prince Edward Island

プリンスエドワード島は赤毛のアンの作者ルーシー・モンゴメリが生まれ育った故郷。この島をこよなく愛する彼女は、島のあちらこちらを舞台に赤毛のアンをこの世に送り出しました。そんなアンゆかりの地を訪れる旅はプリンスエドワード島観光の定番。観光の主なポイントを紹介しましょう。

グリーンゲイブルズハウス

赤毛のアンを語るには、まずグリーンゲイブルズからundefined(C) Tourisim Prince Edward Island

赤毛のアンを語るには、まずグリーンゲイブルズから (C) Tourisim Prince Edward Island

まず、最も有名なのがグリーンゲイブルズハウス。物語に登場する「緑の切妻屋根のある家」のモデルになったところで、物語の時代そのままの姿が再現されており、様々な展示物があります。物語ではおなじみの「お化けの森」と「恋人の小径」は、グリーンゲイブルズのすぐ横からアクセス可能。

<DATA>
Green Gables House
営業期間/時間:5月1日~10月31日は毎日9:00~17:00の営業。これ以外の期間は営業時間短縮や休業あり
入場料:大人7.80カナダドル、シニア(65歳以上)6.55カナダドル、ユース(6~16歳)3.90カナダドル

グリーンゲイブルズ博物館と輝く湖水、ケンジントン駅

グリーンゲイブルズとともに、ファンに人気が高いのがグリーンゲイブルズ博物館。この博物館は元々モンゴメリの叔父さんの家で、銀の森屋敷のモデルとなった建物でもあります。モンゴメリはこの家がとても気に入っていて、彼女j自身ここで結婚式を挙げたほど。また、物語がアンが「輝く湖水」と名づけた池へはこの銀の森屋敷からの遊歩道を利用します。

<DATA>
Anne of Green Gables Museum
入場料:大人5.5カナダドル、子供(6~18歳)2カナダドル
営業期間:5月20日~10月15日
時間:5月20日~31日および10月1日~15日/11:00~16:00、6月および9月/10:00~16:00、7月および8月/9:00~17:00、これ以外の時期は休業

モンゴメリゆかりの場所

島の雰囲気にマッチしたアンの作者モンゴメリの生家 (C) Tourism Prince Edward Island

島の雰囲気にマッチしたアンの作者モンゴメリの生家 (C) Tourism Prince Edward Island

この観光では、モンゴメリが実際に過ごした場所も数多く含まれます。まずは彼女がご主人と一緒に永眠するお墓。モンゴメリを育てた祖父母が経営していた郵便局を再現したグリーンゲイブルズ郵便局。ここから手紙を出すと、グリーンゲイブルズの消印になるので、記念に自分宛に手紙を出す人も多いです。その他、モンゴメリが日曜学校の教師をしていたキャベンディッシュ教会、モンゴメリが結婚式に着用したウエディングドレスなど、数々のアイテムが展示された生家もメジャースポット。

島の美しさも目に焼きつけて

のどかな農場風景は典型的な島のひとコマ (C) Tourism Prince Edward Island

のどかな農場風景は典型的な島のひとコマ (C) Tourism Prince Edward Island

この観光ではアンゆかりの場所だけではなく、赤土が露出した北海岸の荒々しい風景が見られるプリンスエドワードアイランド国立公園や、島の典型的な農場風景が見られるフレンチリバーもルート上にあり、見逃せません。

上の農場の写真がフレンチリバー。正直、ガイドは現地を訪れるまでこの写真の良さがまったく分からず、ただの農場風景にしか見えませんでした。でも、現地でこの風景を目にすると、その評価が激変! こんなに素朴できれいな場所があるんだ、と心洗われる思いがしました。

この島には本当に不思議な魅力があります。アンのゆかりの場所だけでなく、こうしたポイントもぜひ押さえてください!

オプショナルツアーに参加すると……

以上、多少観光順序は前後しますが、現地でオプショナルツアーとして行われているものをベースに紹介しました。レンタカーなどを利用して自分で回ることもできますが、スポットのほとんどが夏場のみのオープン。冬場は休業している場所が多いのでご注意を。

現地でツアーに参加する場合は、上記のほかにアンが初めて島に着いたブライトリバー駅のモデルになっているケンジントン旧駅舎跡や、ジャムなどが美味しいプリザーブカンパニーなどにも立ち寄ります。また、昼食には島の名物のロブスターが付いていてお得! 効率よく回りたい人にはツアーの利用がおススメ。

現地でオプショナルツアーを催行する日系旅行会社
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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