赤ちゃん・育児特集/子育てライフスタイル

韓国の出産・子育て事情(2ページ目)

「子は宝」なんて言葉はあるものの、韓国では今、少子化が深刻な問題になっています。2009年の統計庁のデータによると、合計特殊出生率は1.15人。これは日本よりも低く、先進国の中ではワースト。

松田 カノン

執筆者:松田 カノン

韓国ガイド

韓国ならではの産後ケア

わかめスープ

食事は栄養満点! いつも必ずたっぷりのワカメスープがつく

産後処理院

産後処理院では、ヨガ教室や育児に関する講義なども開催。様々なプログラムがあるので楽しく過ごせる

韓国は産後の回復期間を大切に考える人が多く、産後のママを助ける様々なサービスがあります。そのうちの1つが産後処理院。

これは、出産後の身体を回復させるための施設で、ホテルのように快適な部屋に、マッサージ、赤ちゃんの世話に関する講義なども用意されています。出産後は2~3日で退院(帝王切開の場合は約1週間)して、この施設で約2週間過ごす人が多く、費用は170万~230万ウォン程度。出産予定日が分かると同時に申し込まないと予約できないほどの人気です。

赤ちゃんは新生児室で看護士さんたちが24時間体制で面倒を見てくれるので、育児になれない新米ママたちも夜はしっかりと眠れます。食事は全て栄養士が管理しており、朝食、昼食、おやつ、夕食、夜食と、1日5食。病院食とは比べ物にならないほど美味しく、ブッフェスタイルで好きなおかずを選べる施設もあります。ただし、ワカメスープは毎回必食! どんぶりサイズの大きな器に、たっぷりのワカメが入ったこのメニューは、韓国では産後食の定番。ミネラル豊富で血をキレイにする作用があるため、少なくとも産後1ヶ月は飲み続けるのが普通です。
 

自宅に派遣されるお手伝いさん

サンフトウミ

赤ちゃんのお世話一切をひきうけてくれるサンフトウミ。新米ママには慣れない赤ちゃんのお風呂入れもやってもらえる

もう1つ、韓国ならではの産後ケアサービスに「サンフトウミ(産後のお母さんと赤ちゃんの世話をするお手伝いさん)」があります。韓国にはサンフトウミ専門の派遣会社があり、主に退院後すぐに自宅に戻る人たちが利用しています。赤ちゃんのお世話や掃除はもちろん、ママの食事管理や、悪露を早く出すためのお腹のマッサージまでしてもらえるので、自宅で身体を休めながら少しずつ育児に慣れることができるというわけです。

費用は朝9時頃から夕方5時頃まで約2週間手伝ってもらい、大体75万ウォン程度。住み込みの場合は120万ウォン程度です。誰でもこのサービスを受けられるように、国が費用を負担する制度もあるので、低所得者層は2週間5万ウォン程度で利用できるよう配慮されているんですよ!


>> 韓国の子どもはキムチはいつから食べるの?

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