新築やリフォームを考える時、資金計画はもちろん、構造・工法、間取り、そして設備や建材と、検討しなければならないことは数多くあります。優先順位の差はあるにしろ、どれかひとつでも納得できないまま進めると、心地よい暮らしが実現できないこともあるでしょう。
家づくりに関する基本的な要素は変わりませんが、最近の住まいにおいて、どのような設備機器や建材を取り入れるかは重要な要素になっているように感じます。
住宅設備や建材は毎年、数多くの新商品が発表され、その性能や機能、デザイン性は高まってきています。しかし、それらに、どのような特徴があるのか、どのような性能や機能が新しいのかなど、わからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、昨年発売された住宅設備や建材の特徴を整理しながら、2011年の傾向を考えてみたいと思います。
家事の負担軽減+使いやすさUP。汚れにくく、掃除がラクに
[クラッソ] フラット対面型アイランド2596mm 扉カラー/絹 カウンター/クリスタルスノー TOTO
水まわり機器を中心に、ここ数年、家事の負担を軽減する工夫が多くみられます。使いやすさはもちろんのこと、汚れにくく、掃除がしやすい、という特徴を持つ商品が各社から発売され、それぞれの細かな工夫が提案されています。
キッチンでは、掃除がしやすいガスコンロやわかりやすい操作ボタンのIHクッキングヒーター、使い勝手に配慮してコンロを横方向に並べたタイプなどもみられます。また、システムバスでは、掃除がしやすい床・壁やお手入れが楽な排水口に注目が集まり、ドアや収納部分など細かな工夫が施されている商品も増えてきました。洗面化粧台も排水口や収納スペースの工夫など、使い勝手を向上させる提案が多くみられます。
その他、耐傷性を高めたフローリング、天候に左右されずに洗濯物を干すことができる専用ルームなど、家事の効率を高めるアイテムが各社から提案されています。
子育て配慮。ユニバーサルデザイン
ベビーカーもしまえる土間収納 [クローゼット折れ戸すっきりタイプ]&[すっきり棚] トステム
子育て世代の住まいに取り入れやすい工夫を施した商品も多くみられます。たとえば、子育て中にはさまざまなモノがあふれてしまう、という悩みを解決する玄関収納。靴だけでなく、ベビーカーや子どもの遊び道具なども収納しやすい商品がでています。
また、指はさみを防ぐドアや引き戸、チャイルドロックを設置できるタイプもみられるようになりました。その他、子どもの成長に合わせて、間取りを変更することができる可変間仕切り壁や収納などの商品も。もちろん、子供だけでなく、誰にとっても使いやすいユニバーサルデザインが標準的になってきています。
また、子育て世代のインテリアの好みから、ナチュラルな雰囲気を持つドアや飾り棚などのシリーズも。全体的なデザイン傾向は、すっきりとシンプルな傾向は続いていますが、その中にも自然の風合いを感じる要素を取り入れたものが好まれてきているように感じます。
家事を楽にする工夫や子育てに配慮したアイテムは、多くは忙しい主婦(女性)をターゲットとしていますが、イクメンという言葉も一般化してきているように、今後は男性が使い勝手のよさをより実感できる商品提案もみられるのではないかと思います。
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