ロジカルシンキング/ロジカルシンキングの活用事例

会議で活かすロジカルシンキング

長くて退屈で何も決まらない会議は嫌ですよね。会議をもっと簡潔に、短く、実りあるものにするために、ロジカルシンキングの考え方から3つのすぐ役に立つ手法をご紹介します。

執筆者:大石 哲之

 会議で活かすロジカルシンキング

会議はロジカルシンキングを用いて効率的に行いたい

会議はロジカルシンキングを用いて効率的に行いたい

長くて退屈で何も決まらない会議は嫌ですよね。会議をもっと簡潔に、短く、実りあるものにすることができれば、生産性もグッと上がります。ロジカルシンキングは会議を効率的にするための強力な武器。今回の記事では、会議で取り入れたいロジカルシンキングとして、すぐに役立つ3つの手法を紹介します。

  1. 結論から話す
  2. 理由は3つにまとめる
  3. SMARTで目標設定する

の3つです。これをみんなで意識して効率的な会議を目指しましょう

結論から話す

なにはともあれ、最初に意識してほしいのは「結論から話す」こと。
だらだらと、結論のない話がずっと続く会議は、苦痛以外の何者でもありません。発言するときは、まず結論を話す。結論を話したあと、それに至る理由を話します。

「私の意見では、XXすべきと思います。なぜなら~」

という話し方が効果的。要するに何がいいたいのか?何をしてほしいのか?簡潔なメッセージになるようにします。これは、英語と一緒ですね。

I think xxxx because xxxx.

この形を意識することで、コミュニケーションが簡潔になります。

一方で会議に適さない話し方は「起承転結」。学校で習うため、話し方の見本とされていますが、これはあくまでストーリーの盛り上げ方の話。落語やドラマの演出の話です。

たしかに、起承転結で話すことによって面白くなります。しかし落語のように最後の「オチ」までずっと話を聞いていないと結論がわからないというのでは、会議に場にあっては聞き手はイライラしてしまうでしょう。

会議は効率的に意思決定するための場所です。最初に「オチ」がわかったほうがむしろ良いのです。ですから、まず結論を話す、という癖をつけて欲しいと思います。

理由は3つにまとめる

結論を最初に述べましょうといいましたが、次に気をつけたいのは理由付けです。理由は、3つまでにまとめあげましょう。

「理由はXXXXなんですが、それにXXXもありますし、また、XXXX,それからXXXといった面もあり……」

と、いつ終わるかわからないような話し方をしていませんか?聞いている方は、何時終わるかわからない喋りを聞くと、とてもイライラするものです。そこで、最初に、

「私がこう考える理由は3つあります」

と宣言してしまいましょう。こうするだけで、相手の聞く気をぐっと引き寄せることができます。「長くても3つだけ聞けばいいのか」と心理的な負担感を解消することができます。3つというのは、何よりも頭に入りやすく、納得感があるのです。

「7つの理由があります」といわれたら、「そんなにあるのか。もう少し整理できないのか」となってしまいます。また理由が「1つです」「2つです」といわれると、「それだけですか?」となってしまいます。

3つという数は、多くもなく少なくもなく、覚えやすく、聞き手にとってスッキリと聞くことができる数なのです。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます