イエコトの庭/部屋が寒すぎ。一体どうすれば!?

予算別!床暖房リフォームのススメ

寒くなってくるとお部屋の足元がスースーしてきます。床が冷たいと、なかなか快適なお部屋にはなってくれません。そこで今回は床暖房リフォームについて予算別にまとめてみました。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

空気を汚さず、ホコリを巻き上げることなく、さらに足元から温める床暖房は快適性も高く、非常に人気の高い住宅設備です。でも一体どのくらい費用がかかるのか不安という方のために、今回は予算別に床暖房リフォームをまとめてみました。

25万~40万円:6畳間をすぐに低コストで仕上げる重ね張り工法

手軽に素早く床暖房を導入したいなら、現在のフローリング床材の上に、直接新しい床暖房フローリングを直接張って仕上げる「重ね張り工法」がおすすめ。床暖房フローリングを施工しない廊下との段差を、つまずかないように「見切り材」などを用いて仕上げる必要がありますが、床の解体が不要なので施工も早く1~2日で工事が完了します。6畳洋室への施工ならば、工事費用は材料費を含めて25万~40万円程度です。

50万~80万円:段差無くキレイに仕上げるリビング床暖房

床暖房

いつの間にか家族が集まっている、そんな居心地の良いリビングが作れる床暖房です。(画像提供:大建工業株式会社

家族みんなが集まるリビングなどでは、人が頻繁に出入りするため段差はあまり望ましくありませんし、なんとなく床がフカフカして建物の傷みが気になるような時や、床下に断熱材が入っていない時などは、床の下地を取り替えつつ断熱材を充填して、仕上げ材として床暖房フローリングを施工してあげればOK。今まで以上に自然と家族が集まる空間になることでしょう。

12畳リビングの場合、施工費を含めたリフォーム総額は50万~80万円程度です。家具の配置などを考慮して、温めたい部分の床だけを床暖房ユニットにするのが低コスト化のコツです。

150万~250万円:低ランニングコストの温水式で3LDK床暖房

床暖房は非常に快適性の高い暖房器具です。それゆえ一度使うと手放せなくなるというのも現状。気になるのは電気代などのランニングコストです。一般的に電気式床暖房よりも温水式床暖房の方がランニングコスト面で優れているため、3~4室以上を床暖房にする時には温水式がよく用いられます。この場合、熱源機もしくは床暖房対応のガス給湯器もしくはエコキュートなどを一緒に設置する必要があるため、若干イニシャルコストは掛かります。6畳居室×3部屋、14畳LDKというようなお住まいの場合、概算リフォーム費用は150万~250万円程度です。

今回は床暖房の概算リフォーム費用を予算別にご紹介しました。床暖房は居室のレイアウトによっても設計が大きく異なります。信頼できる業者にお部屋を見てもらってから設計・見積りをしてもらえば安心です。あなたの住まいも床暖房をぜひ一度検討してみてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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