エクステリア「ウッドデッキの防腐防蟻剤は5年で効果薄れる?」
ウッドデッキの防腐防蟻剤効果は永遠ではない
ウッドデッキなどは年に1回の塗装を心がけたいもの。「防腐剤が施してあるので安心してください」と業者に言われても、新築時の防腐、防蟻剤は通常は5年程度で効果が薄れてしまいます。それが保たれるのは当初の限られた期間であって、その後はそこに住む住まい手が積極的に配慮していかなければなりません。
デッキに限らず、木製フェンスなど家の周りに木製品がある場合には蟻害などに注意。周辺木部から住宅構造体に蟻を呼んでしまうケースもあると聞きます。常に風雨にあたって傷みやすいデッキの腐食、蟻害と住宅は意外とつながっているもの。デッキを塗装メンテする時に、一緒に家の床下の点検もできるといいですね。
キッチンだって「子どもの成長に応じて可変性を」
キッチンのレイアウトも、家族や子どもの成長に応じて変えられたら…
最近、子育てしやすいキッチンとして、「対面型」や「アイランド」などオープンなキッチンが増えています。確かに、子どもが乳幼児期には「安全性」が優先されますので、親心としてはやはりキッチンから目が届くようにしたいもの。
しかし、面積に制約のある都市部の住宅では、対面レイアウトは寸法的に厳しいことも少なくありません。一人で動く分には大丈夫でも、子どもが成長して一緒にキッチンに立ちたいと思うと、それなりの動作寸法を取る必要が出てきます。
むしろ学童期を過ぎたら、壁付けのキッチンにしてダイニングスペースを広く取り、お手伝いなどもダイニングテーブルを作業台として使うほうが、勝手がいいというケースも出てくるでしょう。設備配管・内装材の処理など課題はありますが、子どもの成長や必要に応じて、キッチンももっと簡単にレイアウトを変えられるだろうか?そんな目を持って最初にキッチン選びをしたら後悔がなくなりそうです。
日々の小さなメンテ意識が街の「表出」をつくる
以上、まずは自分の家の小さな部分に目を向けること、実践することが引いては、暮らしを変え、街並みを変え、地域社会の活性化にもつながっていきます。住まいの集合でつくられる街ですから、個々の暮らし方が街に反映されるはずです。
住まい手の手入れが表現された「表出」は街の財産
街を歩いていて「よい街並みだな」と感じるのは、共通してそこに、ほどほどに住む人の気配が感じられます。手入れをされた植栽や磨かれた窓など、住む人の住まいへの愛着は住まいだけでなく街にも表れます(これを表出といいます)。散歩したくなる街並みや住んでみたくなる街並みは、住民の表出が楽しい雰囲気をかもし出しているから。生き生きとした暮らしが感じられるからですね。
また、こういう街では植栽や家の手入れの為に住民の目が外や通りへと向いてくるため、防犯性も高くなると言われています。住まいというものが住む人だけでなく、社会のもの(社会インフラ)だということの好例です。しかし、これまで日本の家づくりは個々の住宅の細部に目が向けられてきたため、こうした「住まいから街へ」という意識はこれまで日本の多くの家づくりに欠けていた視点でもありました。つくる側も使う側も、小さな実践目標をもって住環境や街を向上させていく--そんなふうに考え方をシフトする時代となってきていると考えます。